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学園長「ちょっと葵梨さん、何とかしてくださいよ」
いきなり言われた言葉に、顔をしかめる。
葵梨「……何を?」
学園長「晴明君のことです」
今回は葵梨ではなく、学園長がため息をつく。
学園長「校舎を爆破したかと思ったら、プールを壊したり……──」
葵梨「全部知ってますよ……私が来ていない日の分も、全部。」
学園長「知ってます、じゃねーよ」
葵梨「…………」
学園長「晴明君のことはお前に任せてるんだから、今までのことは全て、本来はお前の管理不足としておくべきなんだからな」
葵梨「何でそうなんねん、ふざけんな」
双方が、素の状態で話している。
学園長「……関西弁出てるぞ」
葵梨「……アンタこそ、素が出てるんやけど」
落ち着くために、葵梨は1度深呼吸をする。
葵梨「……そういえば、もう体育祭ですね……」
学園長「……ええ。そしてきっと晴明君は、体育祭で何かやらかすでしょうね」
空気を変えるために、体育祭の話を持ち出す葵梨。2人とも、普段の言葉遣いに戻っている。
葵梨「流石に、保護者の来る行事で醜態を晒すわけには行きませんね……」
学園長「だから何とかしてくださいって言ってるんですよ!」
学園長……うん、御愁傷様です。
葵梨「う〜ん……彼をどうすればいいか、本当に、見当もつかないんですよ」
学園長「チッ、1番“アイツ”と関わってきたのはお前だろが」
葵梨「? 私が彼と初めて会ったの、彼が赴任してきたときですよ?」
話が噛み合わず、学園長はまた、ため息をつく。
葵梨「ところで学園長、今年の体育祭の罰ゲームはどうするんですか?」
学園長「そうですね……」
葵梨「あ、そうだ。減給とか、どう──」
学園長「それにしましょう(食い気味)」
減給という案に一瞬で賛成した学園長。
それほどお金が足りないのかと、葵梨は学園長が気の毒になった。
葵梨〔さて、今年は誰が罰ゲームになりますかね……〕
こんばんは、作者です。最近ここでの出現率上がってますね。
いつも♡ありがとうございます!!!
でも、もう少しだけ欲言っていいですか?
コメントほしいです……!
何でもいいんです。短文でも、長文でも、スタンプでも。「続き楽しみ!」くらいでもいいし、「葵梨ちゃんの正体って〇〇ですか!?」みたいな深い内容でもいいし!
おまけ
葵梨ちゃんの子犬姿↑