……と、そんな事を考えていたらころが上がってきた。
ころね「お風呂上がったよ〜”お兄ちゃん”」
もらる「!?//う、うん…///」
ころね「…顔赤いよ〜(ニヤニヤ)」
もらる「……っるさい///ていうかちゃんと聞いてたんだ…」
ころね「こぉね犬だからね〜」
もらる「…そういえばそうだった…」
もらる「じゃ、僕はお風呂入るから。ころは早く寝なよ」
ころね「うん!おやすみ〜」
もらる「ん。おやすみ」
…まあ何とかなったか…、と思いながらお風呂に入って自室に入って約5時間後本日2回目の事件が起きた。
その時、僕は眠れずに唯一の女の子友達の癒月とゲームをしていた。
花海 癒月(はなみ ゆずき)
もらるの同級生で、もらるとはゲームで意気投合して仲良くなった。又、能力者で、”十色の花人”というスキルを持っている。能力は各色の花の固有能力を使用出来るというもので、回復、戦闘、バフデバフなどオールマイティなスキル。
癒月「もらるくん、もうそろそろ落ちるね」
もらる「分かった。お休みなさい。」
癒月「うん。おやすみ〜…」
癒月がそういうと数秒後に自室に癒月のログアウト音が鳴る。それと同時に次は何をしようか…と考えていた時、ドアを叩く乾いた音が部屋に鳴り響いた。
扉を開けると視界のちょっと下に頬を紅潮させたころねの顔が見えた。
もらる「ころ?どしたの?とりあえず部屋に入ったら?」
ころね「………」
ころは黙って小さく頷いて部屋に入った。
もらる「どうしたの、眠れない?」
ころね「な、なんか、かりゃだ、が、熱くて///」
もらる(ここに来て媚薬の効果が効き始めたのか…)
あと…何ていうか、今のころ…エロ…って何考えてんだ僕は!!///
自分の煩悩を振り払いながら解毒をしようとスキルを発動しようとしたその時、ころに腕を引っ張られてベットに押し倒された。
もらる「ころ、とりあえず僕のスキルで何が起こってるのか調べるからそこ座っといて…ってわぁ!?」
ころね「フーッ…フーッ…」
ころねは荒い息を立てて押し倒された僕の上に四つん這いになって立っていた。…まるで獲物を見つけた獣みたいに…
もらる「ころ…?」
ころね「あ…お兄…ちゃん?」
…これは自我保てなさそうだな…、と直感で認識したのでスキルを使用する準備をする。
『世界軸7“名称不明”が選択されました』
もらる「ころ、ごめん。”睡玄”」
呪文を唱えると、ころねはもらるに抱かれる形で眠りに落ちた。
ころね「すー…すー…」
もらる「…おやすみ、ころ」
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