愁音)みずきちゃーん!いい加減機嫌直してよぉー
魅津希)もう怖い人だってわかりました!
現場……私達は那木さんを挟んで喧嘩(?)をしている
那木)あ、あのぉ……
魅津希)龍城さんから許可は得てます!お財布が空っぽになるぐらい色んなもの買ってもらいます!
愁音)機嫌直す?
魅津希)直しません!
愁音)なんでぇ〜!
顔を背けると「いい子ちゃんだから直してぇ〜」と視野の中に入ろうとちょこちょこと移動をしてくる
魅津希)や!
グルグルと那木さんの周りを動くと那木さんに「あの……ほんとにもういい加減にしてください…」と言って私と愁音さんの襟を掴んだ
魅津希)ウゲッ…
愁音)キャウンッ
那木)ほ、ほら!外に行くんでしたら直ぐに車の用意を…
魅津希)やだ離れないでー!
那木さんを抱き締めると「わ、分かりました…分かりましたから…」と諦めて私までついて行かせて貰った
ちなみに愁音さんは車の準備が出来るまで待機
那木)ちゃっかりトラウマになってるじゃねぇか
魅津希)し、仕方ないじゃないですかぁ…
那木)まぁ……確かにあの人は普通に怖いし…
魅津希)那木さんとか雅魅さんも襲われて普通に初めてを奪われてるって龍城さんも仰ってましたし…
那木)普通に襲ってくるよ…なんなら龍城さんも…
魅津希)そうなの!?
那木)ほんと、ほら車に乗って待ってて
魅津希)はい!
那木さんにドアを開けてもらい私は運転席の隣……助手席に座り愁音さんと那木さんが来るのを待つ
魅津希)(それにしても…あんな護衛?の練習で私平気かしら……)
車の中で待っているとコンコンと窓を叩かれ叩かれた方を見ると那木さんと愁音さんが居た
魅津希)!!
気づくと那木さんは後ろのドアを開け愁音さんを乗せ那木さんは私の隣に座って車を動かし始めた
車内
愁音)魅津希ちゃんは今日何買いたいの?
魅津希)えっと…本とリップと……あとはマカロンとか…ケーキとあとはわ、私の服…?
愁音)お金足りるかしら…
那木)あれは愁音さんが悪いので黒沢隼組に金を借りてまで払うしかないですね
愁音)なんで自分の組にお金借りなきゃ行けないのぉ!
那木)ついでにガソリン代とス〇バ奢りお願いしまーす!
愁音)嘘でしょぉ!?
魅津希)フフッ今日はお願いします!
愁音)うわぁん
デパート内
魅津希)えっとぉ…まずは……私のスマホのケースをお願いします!
愁音)ケース!?
魅津希)奢ってくれるのでしょう?
愁音)( ᷄ᾥ ᷅ )ウグゥ
私は体力と財力と精神面を削る事にした
何故かって?私に手を出したら生命源の財力を消し炭にすると言うことを叩き込む為である
魅津希)あ!あの本の続きだ〜!
愁音)まだなの!?
魅津希)…(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)
高身長の愁音さんに抱き着いて上目遣いで涙目になると「ウグッ」と呻き声を上げた
魅津希)ダメ…ですか?「おねーちゃん」
愁音)お姉ちゃん!?
猫なで声で「お姉ちゃん」と言うと吐血してぶっ倒れた
魅津希)あらぁ…那木さんこれってどうしたらいいんですか?
那木)知らん、こんな事になったのは初めてだからな…まぁ俺が背負って行くよ
魅津希)あ、分かりました
那木さんが愁音さんに触ろうとしたら愁音さんの目がカッと開いて「触るなぁ!」と大声で騒いだ後私を抱き締めた
魅津希)ウグゥ…
愁音)私に触っていいのは魅津希ちゃんと龍城だけよ!
那木)優しい癖にここだけは厳しいんだよなぁ…
魅津希)あ、あの…本……買いに行きたいです…
愁音)もう買ってあげる!仕方の無い可愛い妹ね!
魅津希)やったー!
その後愁音さんに色々奢ってもらい本部に帰った後…
愁音)お、お金がァ……
龍城)う、うわぁ……薄っぺら…
愁音さんの財布は綺麗にすっからかんになっており包帯レシートしか入っていない
那木)いぇーい
魅津希)いぇーい!
龍城)手加減してやれよ…
私と那木さんの周りには買い物袋しかなくて片手にはス〇バの飲み物を持っている
愁音)うぅ…容赦ないよォ…
龍城)良かったなぁ…俺らに金を借りる羽目にならなくて
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