テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
???「兎白さん。テーブルゲーム部から申し立てが」???「どんな申し立てだ?」
???「テーブルゲーム部って何するんです?」
???「多分トランプとかかるたとかテーブルでできるゲームをするんじゃない?」
???「面白い部活よね」
ここは、生徒会室。「瑠璃人」は「兎白」にテーブルゲーム部による申し立ての報告を行っていた。それを横目に「雨花」、「橙」、「桃時」はテーブルゲーム部がどんな部活なのか話していた。
瑠璃人「それが……予算がもっと欲しいと……」
兎白「しかし、この学校の部活の中で最も予算を出しているのはテーブルゲーム部だぞ?これ以上は上げられない」
瑠璃人「はい……オレもそう想って言ったんですけど、ならゲームで勝負しろって……」
桃時「ゲーム?」
瑠璃人「あぁなんか「俺たちが得意なテーブルゲームで勝利しろ。もし俺たちが負けたら得意なテーブルゲームで負けた恥として予算を全て返してやる。しかし、お前らが負けたら予算を五十万円まであげろ」って言ってきたんだぜ?」
橙「どんなゲームなんですか?」
瑠璃人「ポーカーだってさ」
雨花「それなら適役がいるじゃん!」
雨花は、橙の肩を持つ。
橙「え?!私ですか?」
雨花「橙ちゃん一度みたり、聴いたりしたものは覚えられるんでしょ?ポーカーって頭脳戦だから適してるんじゃないかなって!」
橙「でも私ポーカーなんてやったことないですよ?」
雨花「それは流石に教えてくれるんじゃない?」
瑠璃人「おう。まずは練習するって言ってたな」
雨花「じゃあ橙ちゃん大丈夫?」
橙「は、はい!頑張ります!」
桃時「あいつらに吠え面かかせてやりましょ?」
兎白「頑張ってくれ。橙」
こうして、生徒会VSテーブルゲーム部の闘いが始まった。
◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎◽︎◾︎
「よく来たな!!生徒会諸君!!」
橙「なんか元気いっぱいですね……」
「早速だがゲームを始めよう!!」
「この方が部長です!!あなたたちには部長と闘って貰います!!」
「約束は守ってもらうからな!!なっはは!!」
桃時「なんか顔は笑ってるのに……」
瑠璃人「目は全然笑ってねぇな」
兎白「それほど勝負に真剣なんだろう」
雨花「それもあるだろうけど、ポーカーフェイスを装ってるんじゃないかな?一定の顔をキープして心を読まれないようにしてるんだよ」
「「なっ!!」」
橙「どうやら図星みたいですね」
「……君たちにはポーカーフェイスが通用しないなら素でやらせて頂こう。では始めるぞ。やるのは誰だ?」
橙「私です」
「よし、このトランプの中から好きなものを選んでくれ」
橙「分かりました」
「まずはルールだ」
ポーカーのルール
* 各プレイヤーは参加チップとして1枚ずつ場に出す。
* 親は、よく切ったカードを左側の人から順に1枚ずつ伏せて、手持ちが5枚ずつになるように配る。残りはストックとする。
* 配られた手札を見て、親の左側の人から「ビッド」または「パス」を順に宣言していく。誰か1人がビッドしたら、それ以後の人はパスできない。最初にビッドする人は、チップの枚数を言って場に出す。
* 次の人からは、コールかレイズかドロップでゲームを進める。レイズする人は、チップの枚数を言わねばならない。
* 最高のビッドに対して、誰もレイズをしないままに1巡したら、1回目のビッドは終わり。
* ゲームに残った人が3人以上いた場合は、親の左側に近い人から手札を交換、ドローをする。
* より強い役をつくるために、手札の中の不要なカードを場に伏せて出し、捨てた枚数だけ親からもらう。親は自分で交換するが、何枚交換したかを告げる。そして、それぞれ新しい手札を検討する。
* ストック・カードがなくなったときは、捨て札を集めてよくシャッフルして、使う。
* ドローが済むと、2回目のビッド。新しい手札を検討し、1回目の最初にビッドした人から「ビッド」か「チェック」の宣言をしていく。このとき、誰か1人がビッドをしたら、それ以降の人はチェックできない。
* そして前回同様にコール・レイズ・ドロップをしてゲームを進める。
* 最高のビッドに対して誰もレイズしないまま1巡したとき、このせりは終了。手札を公開し、ほかのプレイヤーと比べます。その中で最強のポーカー・ハンド(役)を持った人が勝ちとなり、場にあるチップを全部獲得する。
* また、ほかのすべてのプレイヤーがドロップをした場合も同じ。
* こうして何回かゲームを続け、最終的には1番多くのチップを持っている人から順に、1位、2位、3位……となる。
※ ポーカー|トランプの歴史・遊びかた|トランプ|任天堂より
「ルールはこんな感じだ」
橙「理解しました」
「じゃあ練習を始めるぞ」
とうとう練習が始まった。果たしてどのような闘いの結末になるのか────?