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「!?」
後ろから草をわけて歩いてくる音がする。
バッッと振り向いた。
そこにいたのは小さな角の生えた
「子犬?」
かなり汚れていて痩せている。
「グルル」
威嚇している。でも怯えているようにも見える。
「ぐ~~」
子犬の腹がなった。そういえば腰についている袋に干し肉が入ってたな。
「たべるか?」
干し肉を半分に折って差し出す。怖がっていた子犬が近寄ってはぐはぐと噛んでいる
(可愛いな~)小さな手で頑張ってつかんでいる
食べ終わってからも目を耀かせまるでもっと欲しいと言っているようだ。
「もう半分もたべるか?」
もう半分を差し出す。
「かぷっ」
また美味しそうに食べ出す。
(何て言う犬種なんだろう)額から生えた角を見る
「クゥン?」
詳しくないからわからない。
「ゴクゴク」
小川の水を飲み始めた。自分も手で水をすくって飲む。
「プハー」
「もう大丈夫かな。元気に暮らせよ!」
と言ってその場を離れる。
ガサガサッ
さっきの子犬がついてきていて離れない。好かれたようだ。仕方がないしつれていくか。
4話に続く