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「わぁっ、これが街……!?」
門を抜けると、立派な建物が左右に整然と建ち並び、その間にまっすぐ延びる広い道がある。
そこを多くの人が行き交っていて、賑やかな街の雰囲気に自然と心も体も弾んだ。
「城下街だからな。この国で最も栄えていると言ってもいい」
「そうなんですね……!」
この世界に来てからはスクライン公爵家のお屋敷やお城に缶詰になっていて、街らしき街を見て回るのは初めてのこと。
元の世界とは全く違う街の様子が新鮮で、テンションが当然のように上がっていく。
すごいすごいと繰り返しながら歩いていると、ユージーン王が突然足を止めて振り返った。
目を細めて辺りを見回し、低い声で呟く。
「あの者たち、ついてきているな」
あの者たち?
同じように辺りを見ても、変な人はいない。
首を傾げると、ユージーン王がため息をついた。
「秘書官と護衛だ。遠くで私たちを見ている。来なくて****************************
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