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世界で一番不幸で幸せな恋

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世界で一番不幸で幸せな恋

第7話 - # 6.

141

2025年10月10日

#sxxn

#黄緑

#紫赧

#瑞百

#るらこん

蒼葉時雨#元　. Liu

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141

蒼葉時雨#元　. Liu

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もうすごいことになってます。

ジェットコースター注意報

〈翠視点〉

翠 : 「はぁ、、、」

…寝れなかった。結局。昨日のら.ん.

ら.ん.からの告白の影響があるんだろ

う。いつもは遅刻ギリギリまで爆睡

してお兄ちゃんに起こされてる俺が、

この時間まで”起きていた”ってくらい

俺はずっと悩んでいた。

み.こ.ちゃんは、誰が好きなのかな、

ってことと、もう一個が＿ひ.ま.ちゃ

んのことだ。仮に、仮に俺が、み.こ.

ちゃんと付き合えたとして、そうした

ら、きっとひ.ま.ちゃんとの友情は、

壊れてしまう。そうしたら、今仲良く

してくれている皆とも、上手くやれな

くなりそうで、怖い。多分これは逆で

も、そうだ。まだひ.ま.ちゃんと仲良

くなって数日だけど、なんとなく、

わかる。ひ.ま.ちゃんは、隠れメンヘ

ラタイプ。多分、俺はみ.こ.ちゃんは

愚か、ひ.ま.ちゃんとさえ上手く関わ

ることができなくなる。い.る.ま.ちゃ

んだって、どうなるかわからないし。

一度振ったとはいえ、ら.ん.ら.ん.だっ

て、俺とみ.こ.ちゃんがない、とわか

れば、きっと動く。そうしたらこ.さ.

め.ちゃんの気持ちは？

…考えれば考える程、ぐちゃぐちゃに

なっていく。

ふと、”最悪の想像”をしてしまった。

この人間関係に悩んで、誰かが＿

“いなくなってしまう”かもしれない

と。

予想してなかった涙が頬を伝う。

吐き気や過呼吸が体を襲う。

眩暈がして、頭も痛くなる。

箪笥からカッターを出して、無意識

のまま、手首に当てる。

くらくらした儘、リスカを続ける。

明け方なのが悪い、悩ませたら.ん.ら.

ん.の言葉が悪い、と逃げるような、

責任放棄のような考えを心に吐き

続ける。

バンっと物音がする。誰か、いるの

だろうか、？

翠兄 : 「す.ち.っ！？」

俺はそのまま、誰かの腕の中で気絶

した。

翠 : 「ここ、は、？」

翠兄 : 「よかったぁ、目、覚め

　　　　たんだね。」

安心した、という表情を浮かべな

がら俺の頭を撫でる兄。

翠 : 「ちょ、兄さん、恥ずいって…」

翠兄 : 「心配したんだから…」

翠 : 「ごめんごめん、w」

翠兄 : 「お粥、食べる、？一応さ、

　　　　熱測ってみたんだけど、

　　　　熱はないっぽい。

　　　　それと、念の為学校休みに

　　　　しといたから。」

翠 : 「…うん」

翠兄 : 「兄さんは午後から必修の

　　　　講義があるから行けない

　　　　けど、大丈夫、？」

翠 : 「うん。」

翠兄 : 「んじゃ、お粥食べよっか。」

翠 : 「うん。って自分で食べれる

　　　から！幾つだと思ってんの

　　　さ！？」

あ　- ん　とかしなくていいから、

と兄の持った匙を奪う。

翠兄 : 「ごめんごめん、w」

ゞ : 「あ、そうだ。　ﾋﾟﾄ ( 頭触」

ゞ : 「…うん、熱はなさそう！」

冷たい手。だけど、それよりも

あったかい兄の優しい声が、雰囲気

が、俺を落ち着かせた。

翠兄 : 「んじゃ、俺そろそろ行く

　　　　から。ちゃんと寝ろよ。」

翠 : 「うん。いってらっしゃい。」

そのまま俺は眠りについた。

冷たくて気持ちい手が頬に触れている

感覚がして目を覚ます。

翠 : 「んぅ…」

黈 : 「ぁ、起きちゃった、、、」

ゞ : 「おはよ、よく寝れた？」

翠 : 「なんで、み.こ.ちゃ…？」

俺の心の声は、大きすぎたみたいだ。

黈 : 「お兄さんから、連絡貰った

　　　から駆けつけてきた、笑」

苦笑いで答えるみ.こ.ちゃんを見て、

胸がドキドキする。

黈 : 「はい、これ今日のノート。」

翠 : 「ありがと、！」

表紙には、み.こ.ちゃんだけじゃなく

他の皆からも、「早くよくなれよ」

とか、「また一緒にお昼食べよ！」

とか、「早く学校戻ってきてね。」

とか、6人6色のメッセージがあって

心がほんのり、暖かくなった。

ひ.ま.ちゃんとら.ん.ら.ん.がくれた事

が、嬉しくて、けど、、胸が少し

痛かった。

黈 : 「… ( 頭撫」

翠 : 「えっ、なに！？」

黈 : 「あっ、ごめん！なんか…

可愛くてつい、」

翠 : 「ふぇっ！？　/ / /」

黈 : 「ふふ、あ、水持ってくるね。」

翠 : 「…うん。」

…俺はやっぱり、好きなんだ。

み.こ.ちゃんが好きなんだ。

黈 : 「ぁ、そろそろ帰らなきゃ」

また明日、と去ろうとする

君の裾を、俺は、掴んで、いた。

翠 : 「待って。あのね。」

ゞ : 『俺、み.こ.ちゃんが好き。』

…言って、しまった。

み.こ.ちゃんは少し黙って、ゆっくり

俺の方に来た。

その瞬間、俺の唇にみ.こ.ちゃんの唇

が、そっと優しく触れた。

黈 : 「これが俺の答え。わかった？」

そう悪戯っぽく笑う君。

翠 : 「… / / / /」

耐えられる、訳がなくて。赤面が

止まらない。

でも＿恋が叶ったと同時に、ひ.ま.

ちゃんの顔が浮かんで、俺の胸が、

胸の奥の、古傷が、”また”痛んだ。