僕は人間が大嫌い。
昔からずっと裏切られてきた。
家族にも友達だと思ってた人にも先生にも。
他人と関わりたくなんてない。
14歳の時に施設に入れられた。
自己紹介をしろと命じられたから
こう言い放った。
『僕は人間が大嫌いです。』
みんなびっくりしたような顔をしていた。
おかしな奴だと思われたのだろう。
そっちからすればおかしな奴なんだろうが、
僕からすれば他人を蹴落とし、嘲笑う人間の方がよっぽどおかしい。
僕にどう思ってくれようが構わない。
どうでも良い。
それから僕は他人と関わる事もなく、
部屋の隅で読書をするようになった。
勉強もそこそこ出来るようになった。
大人共は褒めてくる。
あぁ、これだ。嫌気が差す。
なんの特技もなければ見放し、
何か成果を出せばワラワラと虫のように
寄ってくる。
本当に目障りだ。〇してやりたい…
……そうだ。
賢くなって、人間を全滅させようか。
そうしよう。
僕は人類を滅亡させるという夢が出来た。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!