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c p /  mcmt


短 編


同 棲 設 定


地 雷 樣 ・ 苦 手 な 方 々 は 、


視 聴 を お 辞 め に な る の を お 勧 め し ま す
















































「すいさーん!!」


パタパタと此方に向かってくる足音。あたしを呼ぶ其の声は聴き慣れていて、そして何処か聞いていて心地よい。翡翠の瞳を持ち、桜色の髪の毛をした其の人は、あたしの大好きな人。


「どしたのみこち〜?」


「みこ、コーヒー飲みたい!!」


「りょうかーい、ちょっと待ってて。」


「ありぁと!!」


「…赤ちゃんみたい。」


「でゃーまーれー!!」


少し舌っ足らずで、性格も子供っぽい。何処か赤ちゃんのような気配を時折感じる。まあ、そこが可愛くて、何より大好きなんだけど。


「みこち、お風呂溜めといてー。」


「りょうかいー!」


みこちがいつも飲むコーヒーは、砂糖が沢山入る。ほぼココアみたいな甘さ。あたしは甘すぎて飲めないから、いつもブラック。正反対だなって、コーヒーを淹れるたびに思う。


「みこちー!コーヒー出来たよ。」


「んぉ、助かるわ〜。」


ソファーに座って机に淹れたコーヒーを置く。テレビでも見ようかと思ったけど、ふとみこちが視界に入った。一生懸命に、ふーふーとコーヒーを冷ます姿が視界に入って、思わず見入ってしまった。


「…!、あちッ、」


「! すいちゃ、だいじょーぶ、!?」


「らいひょーふ…。 」( みこちの方を見て


「…え…っ。」


「ちょ、氷水持ってきて…。」


「え、あ、ごめん!持ってくる!!」


ぽてぽてと台所に走って行ったみこち。あたしの顔を見入っていた。少し驚いたような表情をしながら。なんだったんだ?


「持ってきたよ〜。」


「ん、ありがと。」


「…ね、すいちゃん。口開けて? 」


「えぇ?いいけど…。」


みこちに言われた通り口を開ける。追加で「目も閉じて」って言われたからそれも。何する気だろうか。… …そう思っていると、冷たい感覚と共に唇へ何かが触れた。


「ん…!?」


「…ん。」


「え、あ、みこち?」


「ん〜?どうしたのすいちゃん。」 ニヤニヤ


「…なんでもない。」


「もしかして、ソウイウ気分になっちゃった?w」


「…あほち。」


「うーるーさーいー!!」


コイツはエスパーか。だって急にキスしてきたし、そういう気分になっちゃうのは仕方なく無い?みこちが悪い、あたしは何にもしてないし。


「…ねぇ、すいちゃん。」


「なーに。」


「寝室行こっか?」


「っは?」


何を言ってるんだ?この巫女は。自分が上になれるとでも思っているのだろうか。…いっつも下な癖に。 ってか、ニヤニヤしながらこっち見んなよ、ばーか。


「お風呂沸かしてるしいいでしょ?」


「あーハイハイ。行きますよっと。」


「ん、早く行こ。」


「…みこちの方がソウイウ気分なんじゃねぇの?」


「ふはっ、バレた? 」


「…ぜってぇ優しくしてやんない。」


「なにさも自分が上だと思ってんだよ星街ぃ?おめぇは今日下だから!!」


「おうおう、赤ちゃんは黙ってな?」


「赤ちゃんじゃありませんー!!」




〜〜〜


「あ、そういえば…。」


「どしたの〜?」


「みこち〜、コーヒー冷めた…。 」


「あ〜…仕方ないにぇ。 」


「どうしよ…。」


「後で飲めばいいじゃん。てか早くお風呂入ろー?」


「それもそうか…。」



〜〜〜

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