「はぁ…ライブ楽しかったね!」
私の名前は小豆沢こはね、隣にいるのは杏ちゃん私を相棒にしてくれた1人なんだ
「そうだな」
後ろにいるのが東雲くん、元々はバットドックスの1人だけど一緒に組むことになって今は私達のメンバーの1人だよ
「ああ、前よりは上手くなったな」
東雲くんの隣にいるのは青柳くん、東雲くんと同じバットドックズの1人だけどビビッツと組むことになり1人のメンバーだよ
「今日のことミクちゃんに話さない?」
私が言った
「いいね!」
「そうだな、ミク達に話して、アイデアをもらったらラットウィーケンドを超えられるかも知れないしな」
「今日のことはミク達に話すか…いいアイデアだな」
みんな賛成してくれた
「untitled流すねー」
杏ちゃんが言った
ーーーーーーーーーー
私達はセカイに着いた
私達の世界はストリート的な街だけど今回は違った、何も無い、真っ黒闇のセカイ
「いつもと様子が違うじゃねぇか!」
「確かに…ね」
「一回戻るって…故障してる!」
私達のスマホは故障していた
「杏、声のボリューム下げろ」
「え〜別にいいじゃん」
「小豆沢、あそこにあるのは…」
青柳くんが指で指したのは謎のゲートだ
そこに入れば帰れるかも知れない、少し心配はあるけど…
「私はゲートの先に行く!」
「おい!杏」
「杏ちゃん、もし危ないことがあったら…」
「俺も小豆沢の言う通り、危ないことがあったらどうするんだ」
「でも…先に進まないと何も始まらない、私は信じてるから」
杏ちゃんはそう言ってゲートの先へ行ってしまった
「杏!」
「私達どうしよう」
「俺達もここにずっといる訳には行かない」
そっか…私達も行かないと行けない…
「東雲くん、青柳くん、私は行くよ…!」
「こはね!」
「彰人心配だけど、俺達も行こう」
「ああ…」
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「ん…」
私はお屋敷の中にいた
「こはね!」
「わっ、杏ちゃん」
杏ちゃんは居たみたい、良かった。けど東雲くん、青柳くんはいない、ゲートに入らなかったのかな…
「こはねちゃんと杏?」
「瑞希?」
後ろを振り向いて見ると暁山さんが居た
「瑞希はここ知ってる」
「ボクもここ知らないんだよね〜」
「暁山さんもですか…」
歩いているうちに1つの扉が見えた
「あそこに入れば、手がかりが見つかるかもしれない」
杏ちゃんが言った
「入ってみよっか」
私達は扉を開けた
そこには17人の人達が集まっていた
「ここって一体何処なのよ!」
「まあまあ絵名、落ち着いてよ」
「瑞希の言う通り…一旦落ち着いてここが何処なのか考えた方がいいと思う」
「突然変な場所来て落ち着ける訳無いじゃない」
「まあまあ」
朝比奈先輩や絵名さん達も居た
「おい、こはね」
「東雲くん、青柳くん?」
この2人もゲートに入ってたみたい
「まずはみんなで自己紹介しない?」
「そうだね」
志歩ちゃんと穂波ちゃんがそう言った
自己紹介終了
「皆さんこんにちは」
自己紹介終了後にアナウンスが聞こえて来た
「この声は…」
「ミク!」
いつもと違う髪飾りをしている、黒いリボンだ
「ミクこれはどういう事…」
草薙さん…
「みんなゲートでここにきて貰ったんだよ」
「じゃあここはどこなんだ」
司さんがそう言った
「世界だよ」
「ミクの計画は?」
宵崎さんがそう言った
「デスゲームだよ」
「で、デスゲーム…」
私は思わず声に出してしまった
「デスゲームだとぉぉ」
「司さん驚きすぎ」
「志歩ちゃんストップ」
志歩ちゃんや穂波ちゃんが突っ込んだ
「ちょっとミク」
怒った口調が聞こえて来た
「これはどう言うつもりなのよ!」
その声は桃井先輩だった
「そう言われても君達はここから出られないし計画は変えられないしなー」
「ちょっとミク!」
「そのまま言うんだったらな〜」
ミクが桃井先輩にナイフを首に近づけた
「なっ…」
「愛莉ちゃん、仕方ないけどもう辞めといいてこのままじゃ死んじゃうよ」
みのりちゃんがそう言った
「そうね、分かったわ」
「ゲームはルーレットで決めるよ」
ルーレットが出てきた、ピロンピロンと音が聞こえた
「君達にやってもらうのはルーレットで決まった人狼ゲーム」
「あの…アタシ、ルール知らないな…」
「あっ、忘れてた!ルールを渡すね!」
この世界のミク呑気だな
紙がパラパラ落ちてきた
これがルールか…
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人狼ゲームルール
市民側15人、人狼側5人
役割
市民側
市民、占い師、騎士、双子、狐、背徳者、
人狼側
人狼、狂人
市民側は生き残って、人狼を処刑したら勝利
人狼側は市民側を全員殺したら勝利
市民 市民側 特に何も能力はなし、9人
人狼 人狼側 夜に市民側を1人殺す、3人
占い師 市民側 夜に占った相手の役職が分かる、1人
騎士 市民側 夜に1人だけ守れる(自分も可)、守った相手は殺されない、1人
双子 市民側 夜に2人で会話をする、片方死んだ場合、もう片方死ぬ、2人
狂人 人狼側 市民側とほぼ同じだが、人狼側が勝利した場合勝利となる2人
狐 市民側 人狼に殺されない、占い師に占われたら死ぬ、1人
背徳者 狐のサポート役、狐が死んだら自殺する、1人
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「ルールはこんな感じ、みんな頑張ってね!」
「あっ、ちょっとミク!」
絵名さんがそう言った
私は気がついた、あの時杏ちゃんを止めた方が良かったこと、ここに入ってもいい事はなかった
デスゲーム…私達はどうすれば良いのだろう
私達の最悪なデスゲームの始まりだよ
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