※はこたろーside※
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僕は今日、告白する。
始業式の日。
本当はこういうのって
卒業式とかにやるべきだと思うけど
早く伝えて
早く忘れたかった。
だから僕は、この日を選んだ。
相手は
我が兄
しるこである。
同性
家族
年齢
色々と問題はあるけど
この気持ちだけは
間違いなく、本物だ。
僕は
放課後に桜の下で待ち合わせしよう、と兄さんに言った。
今日は、運命の日。
人生最初にして最後の──最大の、告白。
断られることは目に見えてるけど
今の気持ちを全て
伝えるんだ。
「あっ、来た。」
僕は兄さんよりも少し早く
約束の場所に来ていた。
緊張してきた…
『ごめん!待った?』
僕の目と鼻の先に居るのは
愛しくてたまらない、兄の姿。
落ち着け。平然を装え…
「いや、僕も今来たとこ。」
僕は演技派かもしれない。
我ながら上手く隠せたと思う。
『んでさ!話って何?』
来た、この質問……
僕は息を整えて
言った。
「…兄さん」
「あのね、僕……」
恋愛的な意味で
兄さんのことが、好きなんだ。
『…っえ?』
兄さんは間抜けな声を溢した。
当然だろう。
「…ごめん。引いちゃう、よね。」
第一、男だし。
でも──
「でも、この気持ちは本当だから……」
分かってる。
分かってるよ。
「家族だし、同性だし、」
気持ちを伝えたとしても
「どう頑張っても結ばれないってことくらい、」
分かってる。
…身勝手過ぎるよね。
自ら呼び出した挙げ句
一方的に気持ちを押し付けて
それで終わり。
自己中心的だよね…w
なんだか申し訳ないな。
でも
謝ることしか、できないやw
「…ほんと、ごめん。」
「気持ちを伝えたかっただけなんだ。」
『ごめん』
『お前にはもっと素敵な女の子が居ると思うよ…!』
そうだよね。
言われると思ってた。
心のどこかで期待してたけどね
…やっぱり。叶わなかった。
でも
でも
兄さん
一つ訂正させて
僕には兄さんしかいないんだ。
兄さん以外あり得ないんだ。
待って
待って!
行かないで
いかないで…!
嗚呼、僕は
我儘な僕が、嫌いだ。
「…っ待って、僕は兄さんしか考えられ、」
『ごめん。…っ』
僕の初恋は
儚く
残酷に
散った。
振られた。
分かっていた。
けど。
諦めきれなかった。
どんだけ執着心が強いんだ、僕w
家に帰ったら
…ちょっと、気まずいな……w
──′′家に帰ったら′′。
そんな未来は訪れないことを知らせたのは
すぐ横に来ていたトラックだった。
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はぁい一旦切ります!!←
過去編だけになっちった☆
そして初のはこたろーさんside
あと!最後!なんかそれっぽくない!?
#駄作者の錯覚です
申し遅れました。
シリアスブレイカーこと、藍羅です。
#深夜テンションの方が覚醒する説浮上
#駄作者の錯覚です
はい。
1話で「この世界線にはこたろーさんいない」って
言ったじゃないですか(多分←)
いない、というか
亡くなっている、が正しいんですけどもね。
今回でふわふわしていた「はこたろーさんがいない」の
真実が確定しましたね
↑日本語不自由か?
若干メンヘラ(?)っぽくなったけど
個人的には上手く書けた気がする!
#駄作者の錯覚です
#何回言うねん
これ書いてるの日曜日だから良いけど
平日は普通に学校だから(学生なう)
投稿ペース落ちます
部活もあるからね
投稿するなら夜(深夜)かも
ということで今回はここまで!
また次回お会いしましょう!
おつあいら~
コメント
1件
はこたろぉぉぉぉ!