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50人クラフト 短編集(ノベル編)

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50人クラフト 短編集(ノベル編)

3 - ひまkun『 散歩 』最終話

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2024年10月03日

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今回で絶対終わらせます







今は何もやる気が出なかった 。


彼の様子を見に行っても 、彼に何するか分からない 。


もう夜だ 。早く寝ることにしよう 。











朝が来た 。


俺は何も考えずに彼の部屋まで行く 。










50号室 。

ゆっくりドアを開ける 。








そこに彼の顔は見えなかった 。







あ 。

完全に理解した 。


これ布団にくるまって寝てるわ 。





布団をめくりあげる 。








ビンゴだ 。





彼の顔が見えた 。





「 なにやってんすか 。」



俺は呆れた顔で言う 。





「 いや … 寒くて  」

かわいすぎませんか 。

そうして彼が言う 。

「 散歩にでも行かない ?」





散歩か 。

今日は天気が良いし 、行ってみようかな 。






「 行きたいっす !!」






俺が鼻息を荒らげながら言う 。








「 はいはい 。行くよ 」












とても風と日光の具合がちょうど良かった 。









彼の横顔は世界一綺麗だ 。






輝く瞳とサラサラの髪 。









今は包帯が巻いてあって髪があまり見えないが 、

包帯を外すと皆惚れるだろう 。








「 こっちあんま見んなよ 。」







また見惚れてしまった 。







「 すいやせん w 可愛かったから w 」







つい言ってしまった 。







「 うるせ … // 」







照れながら彼が言う 。


拗ねて体を背けてしまった 。










「 俺さ 、死にたいんだ  」

彼が言葉を捨てる 。

困惑した 。

恐ろしかった 。

彼がポキって死ぬんじゃないかって 。

「 それ 、どういう意味っすか … ? 」

信じたくなかった 。

「 いや 、… 嘘だよ !




その言葉は信じれなかった 。


わざとらしい 。




彼がいつ死ぬか分からないんだ 。



彼の腕を掴んだらすぐに折れてしまうかもしれない 。




彼が転んで骨折するかもしれない 。








吐き気がしてきた 。







「 お願い … まだ死なないで欲しいっす … 」








「 なに本気になってんの w …  」

無理して笑ってるの 。分かってますよ 。

「 俺 、長い仲だから分かりますけど 、絶対死にますよね ?」







震えてしまう 。







「 はあ … しょうがないな 1ヶ月は耐えてやるよ 」








言い方がガチっぽかった 。





「 1ヶ月もあれば十分 !! お願いします !!! まじで !!! 」










「 分かった 。はい 。行くよ 」








青信号 。

渡るのは今しかない 。








彼が言った 。


「 渡るよ ー  」

ドンッッ










は 、え 、?






嘘だろ ?












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