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またあの頃のように、もう一度。
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蒼井咲翔。
この手紙を手に取った時に、
僕はもうこの世界には
全く存在していない頃だと思います。
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僕は生れつき重度の心臓病を患っています。
皆と同じ事が出来なくて悩む日々。
高校生活最後の夏休みに起きた出来事。
母親「着替え、持ってきたよ。」
咲翔「ありがとう。」
母親「佐倉くん達来るといいね」
蒼井「んー、来ないと思う」
母親「何で?」
蒼井「佐倉達は大学受験で忙しいからさ?!」
母親「……。」
蒼井「俺も普通の生活してみたかったな。」
母親「……お母さん帰るね?」
蒼井「あ、うん。気を付けて」
僕がいつもそんな風に呟くから
お母さんも気を使って1人にしてくれるけど
本当は皆と沢山話したり遊んだりして
普通の生活を送りたい。
担任「佐倉」
佐倉「はい?」
担任「蒼井のとこ行くか?」
佐倉「勿論ですよ!?」
担任「これ持って行ってくれないか??」
佐倉「学祭のプログラム…」
担任「最後の夏休みだから出てもらいたくて」
佐倉「あ、説得してみます笑」
担任「任せた。」
瀬高「佐倉、まーた、頼まれ事?」
佐倉「蒼井に渡せだってよ」
瀬高「蒼井元気にしてるかな?」
佐倉「どーだろ。」
佐倉、瀬高、蒼井。
3人は小学時代からの幼馴染。
よく遊んでよく食べてずっと
3人で居た仲間だった。
続く