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ー綾瀬家にてー
時刻は16時40分
今日は休日なので朝からみんなで綾瀬さんの家にお邪魔している。
綾瀬さんの家には現在ジブンとジジ、白鳥さん、そしてバモラさんが居る。
家の主である星子さんは先程綾瀬さんとターボババアを連れて今日のご飯の買い物に出かけた。
そして今……ジブンとジジ、白鳥さんとバモラさんで別れてそれぞれ遊んでいる。
「ねーオカルン、最近モモまた可愛くなった………というか……ちょっと色っぽくない…?」
ジジがいつもと違い真剣な顔でジブンに話しかける。
ジジにそういわれ、最近の綾瀬さんを思い出してみる。
確かに、最近の綾瀬さんはこう、なんか……すごく色っぽい……
「た、たしかに……そうだね……」
こういう話題には慣れてなく、顔が真っ赤になるが許して欲しい。
「でしょ〜?なんか、いつもと変わらないんだけどね。はぁ……変な虫がつかないか心配だよ〜。」
「まぁ、仮に変な虫がついてたとしてもよぉ………ジブンがつぶ······オハナシすれば大丈夫だよ。」
一瞬、変な虫に襲われてる綾瀬さんを想像してしまい、パキパキッと音がなる。慌てて深呼吸をし、ふぅ···っと落ち着かせる。
「お〜、オカルン物騒。けど、そこはジブン達………でしょ?」
ジジも想像してしまったみたいで顔が笑っていない。
「……そうだね。」
「ただいまー!!」
話をしていると、綾瀬さん達が帰ってきた。
「綾瀬さん!お帰りなさい。荷物、持ちますよ。」
「わ!オカルンさんきゅー!あー、めっちゃ寒かった……」
ジジより先に綾瀬さんのところへ行き、持っている荷物を受け取る。
みんなでご飯を食べ終わったあと、綾瀬さんは星子さんに頼まれて皿洗いをしている。
星子さんはお酒を呑んでターボババアと寝室で寝ている。
ジブンも手伝おうかと立ち上がったら綾瀬さんに、 「いいって!お客さんに手伝わせる訳には行かないし!けどありがとね、オカルン。」
と言われたので仕方なく座っている。
皿洗いをしている綾瀬さんをじぃっと見ていると、白鳥さんが綾瀬さんを後ろから抱きしめた。
「「は、」」
ジジとジブンの声が重なった。
「モモ、ちょっと抱きしめさせてくれない?」
羨ましいなぁと思いながら見ていると、綾瀬さんの顔が真っ赤になっている事に気付いた。かわいい……
すると突然、白鳥さんが綾瀬さんのカーディガンを脱がし始めた。
「ちょっ…?!アイラ!!ここじゃ……」
「あら?……ここじゃなかったらいいの?」
「へ?………はっ?!ちげえから!!!ちょっ?!!ほんとに、これ以上は…」
ジブン達がびっくりして固まっていると、白鳥さんは更に綾瀬さんのシャツを脱がそうとしている。
綾瀬さんは言葉では否定しているが、顔はさらに真っ赤になっている。
そんな綾瀬さんをみて、白鳥さんは一瞬固まる。
「……バモラ、モモ連れて先に部屋にいってて。」
戻ったかと思えば白鳥さんはバモラさんに話しかけた。
「ちょっ?!!バモラ?!」
「了解す!モモ、ジブンと行くよ。」
バモラさんは暴れる綾瀬さんをお姫様抱っこし、2階の部屋へ向かった。
白鳥さんは2人が2階にいったのを確認したあと、ジブン達の方へ振りむいた。
「油断してたわね、高倉くん、円城寺くん。私たちが女の子だからって。」
モモの声、とても可愛いのよ。そういって白鳥さんは綾瀬さんの部屋に向かっていった。
残されたジブンとジジは顔を見合せる。
「とりあえず、一時休戦だね、ジジ。」
「…そうだねオカルン、どうやって邪魔しようか。」