彼奴は、変わってしまった────
変わってしまったのは太宰の友達である
織田作之助が殺された時からだ
見た感じでは普段と変わらない
だがちょっと目を離すと自殺をしようとする
自殺マニアになってしまったのだ
太宰「はぁ…また死ねなかった…」
任務が終わり足元に転がっている死体を見て羨ましく思い、銃で死のうとした
だが死ねなかった
何故かって?それは邪魔されたからだ
太宰「どうして君はいつも僕の自殺を邪魔するんだい?中原中也くん(少し怒って)」
中也「てめぇが自殺しようが何しようが俺にとっちゃあどうでもいい、だがな止めろっていうbossからの命令なんだよ」
太宰「…はぁ…」
~♪(着信音)
太宰のスマホに電話がかかってきた
それに気づき太宰は電話に出た
太宰「…はい、うん終わったよ、、分かった」
電話をきった
太宰「中也帰るよ、スタスタ」
中也「おい、これどうすんだよ」
中也は死体を指さした
太宰は振り返り指をさしている方を見た
太宰「あぁ、それの処理は部下に任せるよ
生き残ってる部下は処理を頼む、いいね?」
部下「「はい!」」
太宰「スタスタ」
中也「…タッタッ」
ーbossの部屋ー
ガチャ
森「おかえり2人とも」
bossは微笑みながら言った
森「2人ともご苦労さま、大変だったでしょ?」
太宰「ほぼ中也がやってくれたから(ニヤッ)」
中也「てめぇ、全部俺に任せやがって…」
森「相変わらず君たちは仲がいいね」
bossは笑いながら言った
中、太「「仲良くない!」」
2人はbossの方を見て声を揃えて言った
森「ハハハ、あ、そうそう、中也くんに聞きたいことがあったのだよ」
中也「?俺に…ですか?」
森「あぁ、君確か手札を持っていると言っていたね、それはどんなものなんだい?」
中也「…何故そんなことを聞くんですか
(低いトーン)」
森「いやぁ、少し気になってね、言いたくなければ言わなくて大丈夫だよ」
太宰「実は嘘だったりして(ニヤついて)」
中也「嘘じゃねぇ、ほんとだ」
太宰「じゃあ教えてよ」
中也「……俺の能力は2つある、1つはいつも使っている重力操作そしてもう1つは……汚濁」
太宰「汚濁…?」
中也「あぁ、この能力は発動は出来るが制御は出来ない、1度使えば死ぬまで戦い続ける事になる、例え敵が死んでも俺は暴れ続ける、誰かが止めない限り…な…」
森「…ふむ、、だそうだ、太宰くん
これがどういう意味か分かるよね?(ニコッ)」
太宰「……はぁ…中也の暴走を止める役として必要だから死ぬなって事でしょ…(呆)」
森「正解(微笑む)近いうちにその汚濁を使ってもらう事になると思うよ」
中也「!それって…どういう…」
森「GSSという組織を知っているだろう?」
太宰「知っているよ」
中也「その組織なら太宰が全員殺したのでは?」
森「あれが全員では無かったのだよ」
太宰、中也「「!?」」
森「GSSを潰すには拠点に行ってbossを殺さないといけない」
太宰「それなら別に汚濁を使わなくても倒せるでしょ、どうせ無能力者なんだし」
森「確かに無能力者だが、少し厄介でね」
太宰「?」
森「bossは能力者専用の銃を持っている」
中也「その銃に撃たれたらどうなるんですか?」
森「全身に激痛がはしり能力が出せなくなる」
太宰「…それは厄介だね」
森「だからもし君達でも手が負えなくなったら…中也くん、頼むよ」
中也「…わかりました」
森「太宰くん、君も中也くんがbossを倒したのを確認したらすぐ止めるんだよ、いいね?」
太宰「はーい、、、でこれは今から行かないとダメなの?僕はもう体力が残ってないのだけれど?」
中也「てめぇは何もしてねぇから体力有り余ってんだろ、体力ねぇのはこっちだ馬鹿」
森「これは明日行ってもらう、今日はゆっくり休んでくれ」
中也「分かりました」
太宰「やったぁ、流石森さーん♪じゃあまた明日〜」
そう言って太宰は部屋を出て行った
中也「…ったくあいつは、、では俺も失礼します」
軽くお辞儀をして扉に向かって歩き出した
森「あ、中也くん」
中也「?」
中也は立ち止まりbossの方を向いた
森「これからも太宰くんの事頼んだよ」
中也「はい、絶対に死なせません、もし死なせてしまったら俺が腹を切ってお詫びします」
森「んぇ!?いや、そこまでしなくてもいいからね!?」
中也「ニコッ、では失礼します」
そう言って中也は部屋を出ていった
森「ポカーン……まぁ、いっか」
ーーー 頼んだよ2人とも ーーー
ー続くー
コメント
2件
表紙と題名で気になって見て見たら最高の作品だった() 小さい頃の太宰さんと中也可愛い(ृ ु*´・∀・`)ुウヘヘェ(お巡りさんこいつです) フォロー失礼します!スライディングドゲザε≡ ヽ__〇ノ… _| ̄|○