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家に帰ると犬が駆け寄ってくる。
no「ただいま~……疲れたぁ」
「ワンッ!」
no「よしよし……餌食べるかぁ?」
「ワンッ!」
一応俺はペットが居ても大丈夫なマンションにいるけど、うるさいと迷惑だから餌をやって静かにさせる。
学校に行くと保健室にはゆあんくんがいて、犬のことを話したいけど、嬉しそうじゃないしうりのことも気にかかって結局、何も言えなかった。
最近の俺はおかしくてゆあんくんのことが、気になって仕方がなかった。
どうしてか分からないけど、もしかしたら恋とか……そういうものなのかもしれない。
でも、それは違うか……だって男同士だし、ましては生徒、おかしいよなと笑ってお風呂の準備をする。
でもゆあんくんが告白してきたら……断るのはしんどいかもな……
no「……って何考えてんだ俺……きっしょいな……本当に……はぁ」
ゆあん達のことを考えながら、歩いて保健室に行くと先にのあ先生が居て、体調を確認した後挨拶をしてくれた。
na「あっ、うりくん元気そうかな?良かった……おはよう!」
ur「おはようございます……あの、」
na「ねぇ!……聞きたいことがあるんだけど、良いかな?」
ur「……ん、何?」
na「最近の症状を教えて欲しいの!」
ur「……!」
na「いや、駄目なら全然良いんだよ?でも……もしかしたらっていうのがあるかもしれないし、教えて欲しいな……良いかな?」
ur「はい、まぁ……最近は何か朝とか特に体が重くて、動かないです。あと、上手く言えないんですけど……虫が周りに飛んでるみたいな……壁を登ってるみたいなそんな感じがして、気持ち悪くて…ご飯もあんまり食べれてなくて」
na「……うん、なるほど」
カキカキ……
ur「……食品サンプルみたいに見えるんです、美味しそうだけど食べたくないみたいな……お腹は空いていて、食べないといけないのに食べれなくて、水を飲んだら少し楽になるんですけど……脱力感があって」
ガラガラ……
tt「おっ……おはよう……どないした?」
dn「お話し中?それなら出ていくよ?」
ya「うり、どうする?」
ur「いいよ……好きにして」
ya「ん、りょーかい」
ストンッ……
na「えっと……それで?」
ur「最近はふわふわするんです……何かふわふわして、急に力が抜けて倒れたりするけど、別にその後は頭痛がするだけで何もないんです。」
na「大変だったね……」
ur「今日は吐き気もなくて……ご飯も少し食べれたのでもう治ったんだと思います。」
na「……そっか……それじゃあ……他の人も聞いていいかな?」
tt「ん?ええけど……俺はそんなに悪くないで?」
ya「俺も~」
dn「俺も」
na「でも話してたら案外見つかることもあるのよ?」
dn「んー……俺はずっと緊張してるみたいな感じがして、うーん何もしてないのに筋肉痛みたいになってて、次の日には大体別の場所が痛くて、……朝起きるといつも喉が乾いていて階段を下りるだけで息切れになるんです」
na「なるほど~運動不足かな?」
カキカキ……
dn「夜眠れない日も多くて、よく手が震えてるんです……寒くないしむしろ暑いくらいなのに……何でかは分かんないですけど……」
na「ほう……」
カキカキ……
dn「あと、最近は体が固まって動かなくなるらしいんです……俺的にはそんなことないと思うんですけど……」
ya「最近はよくなってるよ?」
tt「……気付いとらんよな」
dn「えぇ?……ほんとぉ?」
ur「……嘘つく必要ない」
na「まぁまぁ……症状はそれ以外でない?」
dn「うーん、……何か喉が絞め付けられるみたいな……なんだろう、喉の内側に……こう、手が触れるみたいな……口に手を入れると水分が抜けるけど……そんな感じと一緒に、詰まったみたいな、息はできるけど、うーん」
na「表すのが難しいかな?」
dn「はい、ごめんなさい」
na「ううん、!全然大丈夫よ、教えてくれて本当にありがとう」
dn「はい、」
ホッ……(肩の力が抜ける)
na「じゃあ、ゆあんくん!……はどう?」
ビクッ……
ya「俺っは……」
na「ごめん、……脅かしちゃった?」
ya「大丈夫です……えっと……よく過呼吸を起こすんです……その、何かあるとかじゃなくて……えと……」
ガラガラ……
先生「あぁ……すみません、生徒が怪我をしたみたいで」
na「分かりました……こっちにどうぞ」
入ってきた先生は俺たちを見ると、機嫌が急に悪くなって文句を言ってきた。
先生「……君たちなるべく早く教室に戻ってくださいね!いつまでも子供じゃないんだから、サボってないで、勉強しなさい!下の学年に見られて恥ずかしくないのか!?」
na「ちょっと、!そんな言い方……」
腹が立ったのとあんまり長く居ると迷惑かけると思ったから、外に出ることにした。
ur「帰ります……さよなら、せんせ」
ya「俺も!」
tt「じゃ、俺ら帰りますわ……せんせぇ言い方もぉちょい考えたほうがええんやない?」
先生「なんだと、!」
……バタンッ!
na「とにかく……これで大丈夫ですね、転んだみたいですけど傷口から雑菌が入る可能性があるので、絆創膏を取るのはお風呂の時でお願いします。それとこのくらいの傷なら、3日ほどで外してください。ずっとつけていると傷口の修復が遅れる可能性があります」
rn「分かりました……ありがとうございます」
先生「では……失礼しますね!」
ガラガラ……パタン
na「聞きそびれちゃった…… 」
聞いた感じだとほとんどがストレスで起こってる可能性がある。
症状が目眩や吐き気、食欲不振 睡眠不足 緊張感による筋肉痛 体の怠さ そして震え等の動悸もストレスによって引き起こされることがある。
全部が全部そうじゃないけど、例えば鬱 脱水症状 統合失調症 自律神経失調症 うりくんのは生理的飛蚊症の可能性もある。
生理的飛蚊症っていうのは病気ではなくて、ストレスによって起こされることもあるし、元々は加齢によって起こる可能性が高くなるものだったけど、最近はスマホのブルーライト等で引き起こされることも多い。
別に大きな問題はなくてストレスが原因の場合もあるので、何もせずストレスを解消すると治るケースが多い。
そもそも飛蚊症とは活性酸素の量が多くなって酸素の分解が追い付かなくなることで引き起こされるので、活性酸素を減らす為に軽めの運動とストレスを溜めずに好きなことをするのが一番良い方法。
もしスマホで何かを見るのが好きなら、目を瞑って深呼吸をした後、瞑想なんかをすると効果的なんだよね。
ガラガラ……(職員室)
na「……はぁ」
et「何かあったんですか?」
na「んー……いえ、大丈夫です」
et「そうですか、手伝えることがあるなら何でも言ってくださいね」
na「ふふっ……ありがとうございます……、!」(もしかして……)
喉が絞め付けられる…ヒステリー球、?
ヒステリー球というのはストレスによって自律神経が乱れて喉に違和感や圧迫感を感じるというもの。
喉が絞め付けられるみたいな症状がでるのは、他にもあって例えば逆流性食道炎 咽喉頭逆流症 そしてヒステリー球こと、咽喉頭異常感症 他に可能性があるなら風邪 咽頭炎 喉頭炎 ポリープ等
でも今一番強く感じるのはやっぱりヒステリー球なんだよね……
全員……ストレスが強いみたい、何とかならないかなぁ
no「のあ先生?……休憩時間なのにずっと考えてるとしんどくなりますよ?」
na「あの、じゃぱぱ先生いますか?」
jp「んー?はい、どうしました?」
na「あの、ヒステリー球って知ってますか?」
jp「ヒステリーきゅう?」
na「えっと……咽喉頭異常感症です」
jp「??」
mf「それがどうしたの?」
na「あっ、もふ先生……あの、どぬく君に話して貰った症状的にそうなんじゃないかって思って……じゃぱぱ先生は生徒と仲良くできてるので、私よりじゃぱぱ先生から伝えて頂けたらと思って……」
mf「俺が伝えるよ……咽喉頭異常感症ね?」
na「はい、ありがとうございます」
mf「今日も神社に居るかもしれないけど……一応家に行ってみますね」
jp「んじゃ……俺も行くよ」
ムカつくけど正論だな。
確かにサボりは良くないしそりゃ俺だって早く教室に戻らないといけないって思ってる。
でもようやく体調が戻ってきたと思ったのに。
ur「……マジで」
ya「……ん?」
ur「だる」
ya「わかる……」
tt「しぬ」
dn「……生きて」
tt「無理」
ur「ねむ」
ya「寝る?」
ur「おやすみ」
四人で居るくせにやけに短い会話をして、眠った。
ここに来ると毎回寝ている気がする、正常な人なら怖いとか、ここにいたら危ないとか思うんだろうけど、俺はここに居ると危機感が欠落しているのか、全く不安にならなかった。
hr「起きてー?」
ur「ん、せんせ?ここどこ?」
hr「ん?君の家だよ?」
ur「違う!ここじゃない!!」
??「……?」
ur「俺の家は、!……俺の……家は」
キミ ノ イエ ナンテ アルノ?
キミ ハ キラワレモノ ダヨ?
ドウセ オカアサン モ キミ ノ コト
アキタン ダヨ?
ステラレ タン ダネ
カワイソウ
何でそんなことを言うの?
ねぇ……お母さん
俺駄目な子だった?
次は頑張るから許してよ……お母さん
ギュゥゥゥ……
??……殺される、?
苦しいなんで?どうしてこんなにぐちゃぐちゃなの??
何でナンデ何で何で何で何でナンデ何で何で何で何で何で何で何でナンデ何で何で何でナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ何でデナンデ何でナンデ
オカシイヨ……お母さん
??「起きて、はやく」
誰、?
??「私は貴方を愛してるわ」
何を言ってるの、?
??「ずっと放置していて、ごめんなさい」
??「でも貴方が好きよ」
……シンデモネ
hr「うり、……うり!」
ur「はっ、はぁ……ハヒュッハァッハァハ”ァ」
hr「……っ今日もみんなでここに居たんだね」
ur「ハァッハァッハヒュッゴホッ……???」
hr「良いんだよ?……ここが好きなんだね」
ur「ハァッハヒュッハ”ァッ……ハァッゴホッ」
hr「傍にいるから……大丈夫……ここは君の居場所なんだよね?」
ur「ハ”ァッゴホッゴホッ……コクッ」
hr「そっかそっか……いいよ……息吐いてみよっか」
ur「ゴホッゴホッフッハァッ……ゴホッッ」
サスサス……
hr「手握っててあげるからね」
ギュゥ……よしよし……
ur「ハ”ァッハァッゴホッせんせ、ゴホッ」
hr「ん?」
ur「すきっ……ゴホッッハァッハヒュッ」
hr「っんー、そっかそっか……息吐こうね」
ur「ハ”ァッハヒュッハ”ァ”ッ……ポロポロ」
hr「うん、ゆっくりでいいよ」
その後はもう体が痺れて動かなくて、おんぶをしてもらって家に連れて行って貰った。
ur「せんせ、」
hr「んー?」
ur「誰かに……すきって言われた」
hr「……そっか……誰かは分かんない?」
ur「ん、……ぉ……母さ、ん」
hr「……うん、頑張ったね……もう寝てていいよ」
放課後にみんなで一応家に確認した後、神社に入った。
この神社に来ると大体寝ているみんなは、今回も寝ていて特に問題が無さそうなので起こすことにした。
のあ先生から過呼吸やパニックになっている時はなるべく、相手を認めるような発言……そして自分はここに居るということを、話すようにしてくださいと言われたことを思い出して、深呼吸をして起こす。
起こそうと思い触れると暴れだしたので、なるべく抱きしめるように触れて、名前を呼ぶ。
すると目を開けてくれたので、のあ先生に言われた通りなるべく存在を承認する言い方や、理解しようとしていることを話した。
半分パニックになっているため、話を理解出来ないのかぐちゃぐちゃになっている頭をなるべく刺激しないように話題を変える。
手を握ると少し冷たくなっていて、夏なのに冷や汗をかいた。
途中で好きと言われ思考が停止するけど、混乱させないために息の方に意識を持っていく。
全員が落ち着いて呼吸が安定したので、一対一でおんぶして家に連れて帰る。
もふくんはのあ先生が言っていたことを、親とどぬく君に伝えると意気込んで、そのまま行ってしまった。
うりは帰り道で好きと言われたと話していて、その話だったんだと少し安心しながら、一瞬だけほんの一瞬だけイラついてしまった。
嫉妬か独占欲かな?
……駄目だな……先生なのに
どぬくさんを家に連れて帰って、親に少し話をしても良いですか?と訪ねる。
そのままどぬくさんを座らせた後、話をなるべく簡単に話していく。
mf「実は……」
…………。
「まぁ、そんなことが……病気ではあるんですよね?」
mf「はい、勿論……それで良ければカウンセリングを受ける為に精神科を受診してみませんか?」
「……あの、すみません……先生にお願いできないですか、?カウンセリング……」
mf「俺が……ですか?」
「はい、お願いしたいです……私も忙しいしなるべく子供のことは学校で済まして欲しいんです。」
mf「……分かりました。では今日のところは帰りますので、ゆっくり話し合って、もし気が変わったら電話してください」
「ありがとうございます……」
mf「はい、それでは」
ガチャ……ガチャン
mf「ふぅ……」
最近カラピチ高校の生徒の親は、子供に無関心なことが多い。
そろそろ集まって地域の力も借りないといけない時が来るかもしれないなと思いながら、LINEに連絡をする。
mf『疲れた、飲みに行かない?』
jp『良いね、行こ!』
hr『じゃあ○○のことで待ち合わせな』
mf『了解』
no『分かりました』
その日は飲み屋に行ったあと、なおきりさんの家に行って少し犬を構って家に帰った。
no「ワンちゃん~可愛いねぇ」
jp「デレデレじゃん」
mf「まぁでも良いんじゃない?」
hr「楽しそうで良かったよ」
jp「でもさ、ゆあん達はどうなんかな?正直気になってはいるけど……どうしようもないみたいになってんのかも」
mf「とりあえず生徒と先生だし、あんまり家に出入りするのは良くないかもね」
hr「んー?なんで?」
jp「なんでって……」
hr「だって俺ら男同士だよ?」
no「!……そっか!それが強みだったのを忘れてました!」
hr「強み……かは知らんけど、男同士生徒と先生が家で勉強してても変だおかしいなんて思わないよ」
mf「……ふふっ危険思考w」
jp「www」
no「……w」(……頑張って誘おう)
次の日の学校ではゆあんくんとうりくんに会った瞬間に尋ねた。
no「うりくん、ゆあんくん!」
ur「……!」
ya「……何ですか?」
no「今日……放課後に僕の家に来ませんか?」
ya「……何?お誘い?♡」
ur「……」
no「とりあえず……良かったら放課後に保健室で待っててください!」
タッタッタッ……
ur「どうする?」
ya「待ってみよ!」
ur「おけ」