テラーノベル
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⚠️注意⚠️
ネタです!!!!このお話はキャラ崩壊と妄想と性癖で構成されてます!!
所々右手と千トの頭がぶっ飛んでるし変態
珍しいほのぼの日常回です!!良かったね左手君!
それでも良い方どうぞ!!
「ゆ、…ん、」
優しい声が耳をくすぐる。途切れ途切れに聞こえてくる声は次第にハッキリとしてきて左手は声に応えるように目を開けた。
「左手君、起きて」
左手「……ん゛ん…」
「あ、起きた?」
左手「…」
寝起きで視界がぼやける。目をゴシゴシと擦り目を開けると目の前に千トの顔が…
ん?なんで千ト…?
左手「ぅおッ、?!」
千ト「おはよう左手君♡」
左手「おは…じゃなくて寝てる間に布団潜ってくんの辞めろって言ったよな???」
千ト「えぇ…だって左手君暖かいんだもん」
頬を緩め左手の頭を撫でながらそういう千トに左手は呆れながら
左手「そういう問題じゃねぇんだよなぁ…」
と言った。
千ト「ほら左手君!朝ごはん冷めちゃうよ!」
左手「わかったから引っ張んなって…」
寝起きなのに振り回してくんなよ…ったく
そう思いながらも千トにされるがままリビングへ歩みを進めていくのであった。
リビングのドアを開けると暖かく香ばしい匂いが鼻腔をくすぐる。
今日はトーストか?
右手「おや、起きましたかおはようございます」
左手「くぁ…おは」
右手「まだ眠たそうですね」
欠伸をしながら挨拶を返す左手に右手は頭を撫でて微笑むのだった。
こいつら頭撫でんの好きだな…
そう思いながらも左手は2人の手を受け入れる。左手もきっと2人の手の暖かみに絆されてきているのだろう。
席につき手を合わせる。
「「「いただきます」」」
サクッ、と軽い音を立ててトーストを頬張る。ほんの少しの苦味とバターのまろやかさ程よく振りかけられた塩。それらが口に広がっていく。
少しの間硬さを保っていたものの唾液にふやかされてしなしなとしてくたところで飲み込む。
左手「…うま」
千ト「ね〜!!やっぱり右手君お料理上手だなぁ」
左手「兄貴の飯食う度にそれ言ってねぇ?」
千ト「だって美味しいんだもん!」
右手「この会話までがセット…ですね」
左手「ふはっ、」
捜査中とは違うゆったりとした会話。そんな空気につられ、左手もふわりと笑う。
右手「ぅ゛ッ、天使ですか?天使ですね」
千ト「まじそれな無理国宝」
突然胸を抑え始めたかと思えば訳の分からないことを言う2人。最初こそ反応していたもののだんだんと慣れてきて左手は無視を覚えた。
そうしてトーストの二口目を頬張るのであった。
千ト「二口目の時点でトーストもう半分くらい食べてるの可愛い…1口大きいの可愛い…」
まだ言ってら
朝食を食べ終えたあと、左手はスウェットのままソファに転がる。
千ト「左手君、着替えないの?」
右手「そうですよ、もう9時も近いですし……」
左手「えぇ?だって1日オフだぜ?着替える意味ねぇよ」
右手「珍しい、散歩には行かないのです?」
左手「あのなぁ…この気温で行きたいって思うと思うか?」
そう言って左手が指さすのは端末。端末を覗き込むと『32℃熱中症注意』という文字が。
千ト「確かに、暑いもんねぇ…」
左手「アイスが美味くなるってのはいいんだけどここまで暑けりゃアイス食う気力も無くなるわ」
右手「…そうですね、折角のオフです。一日中ダラダラするなんてこと普段は出来ませんしね」
千ト「うわぁ…!!なんか楽しそう!」
左手「ッはは、こんなんで目輝かせるとかガキかよ」
千ト「んなっ、別にいいじゃん!それに!僕の方がお兄ちゃんなんだから!」
左手「お兄ちゃん…w」
千トの言葉を繰り返した後顔を逸らして吹き出す。
千ト「なッ、何笑ってるの!!」
左手「いやぁ?お兄ちゃんには見えないなって思ってな」
右手「左手。その辺にして…」
千ト「酷いよ左手君!!僕だってちゃんと…ちゃんと……」
右手の制止の言葉に食い込むように千トが声を上げる。
右手「ちゃんと?」
千ト「…ぅ゛う」
眉間に皺を寄せ言葉を詰まらせる千トに左手はさらに笑ってしまう。
左手「ぶはッ、!自分で言っといて詰まんなよ!」
千ト「うぅぅ、うるさい!もう左手君なんて知らない!」
そう言うとフードをかぶり拗ね始める。壁に向かって膝を抱え込んで座る姿は兄にからかわれた弟のようだった。
左手「やべ」
右手「ほら拗ねてしまったじゃないですか」
左手「おーい、千トごめんって」
千ト「……」
小さい後ろ姿からはなんの言葉も帰ってこない。そんな千トを見て呆れながらも
左手「機嫌治せよ、お兄ちゃん?」
そう口に出す。それでも動かない千トに、痺れを切らし近づくと見開かれたグレーと黄色の瞳と目が合った。
千ト「…?、、?、?」
左手「なんッ」
「「お兄ちゃんって言った/言いました?!?!」」
左手「うぉ?!なんだようるせぇな…」
背後からも目の前からも大きすぎる声で叫ばれ肩を跳ね上げる。すると後ろから抱き締めるように体を引き寄せられる。
左手「あ?なんだよ」
右手「貴方の兄はここでしょう?私1人だけでしょう?」
左手「、お、おう…、?」
千ト「わぁぁあ!!右手君抜け駆けダメー!」
また叫んだかと思えば空いている左手の胸の方に抱き着こうとする。その前に右手が左手をさらに引き寄せ左手の全身を包み込むように抱擁したため、それは叶わなかったのだが…
千ト「んなぁ…右手君まで意地悪しないでぇ…」
右手「左手、私お兄ちゃんなんて呼ばれたこと無いのですが…」
千トを無視し、左手の手を握りながらそう言う。
左手「だって…兄貴がお兄ちゃんはなんか違うし」
右手「どういうことですか…とにかく1回でもいいのでお兄ちゃんと呼んでみてくれませんか?」
左手「えぇ…やだ」
右手「ッく…どうして……」
左手「なんか負けた気になる」
右手「本当に貴方はよく分からない人です」
左手「そりゃどーも」
右手が少し呆れながらそう言うと意地悪そうな笑みで左手は返事を返した。すると、左手が声を上げる。
左手「…兄ちゃんなら言ってやってもいい」
右手「…!!!?!!ッ、是非…!!ぜひお願いします!!」
左手「うぉ勢いやばww」
左手「……右手兄ちゃん、?」
言っている途中に恥ずかしくなってきたのか後半少し声量が落ちてき、耳がほんのりと赤く染まる。
右手「…」
左手「……」
沈黙が流れてから…
左手「やっぱ今の忘れろ、//」
口元を手で覆い隠しながらそう言った。
右手「かッ、」
左手「あ、?」
右手「かわ…い」
少し言葉を詰まらせながら何かを言おうとする右手。それを遮るように
千ト「ちょっと!!!僕いること忘れてない?!」
千トが声を上げた。
左手「あぁ?忘れ…てたかも」
千ト「酷いッ!!」
左手「で、兄貴はいつまで固まってんの」
千ト「無視?!?!」
泣きながら叫ぶ千トを無視し、右手の頬を掴み引っ張る。ふにふにと柔らかく想像以上に伸びる頬に左手は夢中になった。
やらけぇ……じゃなくてそろそろまじで離して欲しいんだけど
左手「兄貴〜?生きてる〜?」
右手「…ぃきてます…」
さらに抱き締める力を強くして消えてしまいそうなほど小さい声でそう呟く。
左手「あちぃって、そろそろ離せよ」
千ト「…さっきから右手君ばっかり狡いよ!」
背後からそんな声が聞こえてきたかと思えば後ろからも千トに抱き締められる。
左手「あちぃから離れろよ…こいつらまじで話聞かねぇな……」
少しイラッとしながらも夏の暴力的な暑さでは無い、心地よい人の体温に眠気が左手を襲った。
左手「…なぁ」
千ト「なぁに?」
左手「眠いしこのまま昼寝しねぇ?」
右手「賛成です」
千ト「!!僕も!」
現在の時刻は10時。そのまま3人は時計の短針が2周するまで眠ったのであった。
正午。暖かい昼の日光に包まれながら目を開く。
左手「ん…」
窓から射す光は寝起きの目には眩しすぎる。半目で両隣を見るとすやすやと寝息を立てて寝ている2人。
左手「……」
もうちょっと位寝てもいいよな、?
そうして、あの太陽よりもずっと暖かいと感じられるような2人の体温にもう一度意識を落とした。
久しぶりすぎる小説ですね……申し訳ないです🥲
この小説実は元曲(?)がありまして……「トピアリー」という超絶素敵なボカロ曲があるんです!私その曲が大好きで🥹
「赤熱の火焔なんかよりも、三六度五分の方がずっと温かいよ。間違っているかな。」
っていう歌詞が入っているんですよ。それでどうしても人の体温に触れてるナイアちゃんが描きたくて!!!!
まぁトピアリーとはあまり関係ないかもなのですが…一応そこから着想を得たよということです🥹
もう本当に素敵な曲なので是非聞いてみてくださいっ🥲
コメント
11件
トピアリーいいですよね!
フガッッッ最高だやぁ!?(?)お兄ちゃんて、、死んじゃいます!
通知見た瞬間騒いでました...... 今日の作品も最高すぎました! お兄ちゃん...... 神の言葉ですね...... トピアリー聞いてみますね!