テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
戦闘シーンあり
グロ注意
戦争が
始まってしまった
情報がある俺等が行く分か有利だったが
やはり戦争ともなると一筋縄じゃいかない
後方から飛んでくる銃弾
眼の前のサーベルをいなすだけで精一杯の戦況
少し押され気味なのは人数不利だからだろうか
スコープを覗かずに打ち込む
大人数を対すると効率よく使えるマシンガンはまだ温存しておきたい
地面に沢山赤色が散っていく
こんなときに限って拳銃がジャムを起こす
ゲームみたいにうまく装填できればよかったんだけど
「ッッ死ねぇッ!!!」
殺したと思っていた伏兵にナイフを向けられる
しまった
刺される
まぁ俺が始めた戦争みたいなもんだし
死んでも…しょうがないか…
自分の死をそう片付けながら、ナイフの切っ先が振り下ろされた瞬間だった
ガキンッッッ
固い金属音
眼の前に広がる影
黒い緑のフード、見たことのない
まるでアサシンのような姿
フードの隙からこちらを流し目で見下ろす表情は不敵な笑みをかたどっていた
たく「ま、やっぱり先輩っていうものが、ね?」
受けたナイフを力で押切り、すぐに拳銃を心臓に的確に撃ち込む
そのままトリガーガードを指に引っ掛けたまま一回転させマズルの方向を変えてから撃つ
少し離れたところからうめき声が聞こえた
その音を皮切りになだれ込んでくる激昂した兵たち
たく「はッw…正気じゃない?」
そう鼻で笑い、ガクンと膝から崩れ落ち姿勢を低くする
不意に後ろから大ぶりのチェーンが飛んできて、あたりの敵を絡め取り薙ぎ払った
うしろから清太さんの声が聞こえるから、きっといっしょに助けに来てくれたんだろう
その隙を逃さず余った奴らを三発で的確に撃ち抜いていく
鮮血が高く舞い上がり、雨のように降り注ぐ
その中にはピンクのぐじゃぐじゃしたナニカも混ざっていた
リズミカルにトリガーを引く姿はまるでビートにのった歌手のよう
背後から迫ってきていた敵兵を鎖で巻き、拓人さんのすぐ背後で動きを止める
すぐに腕を後ろに振り下ろし拳銃のハンマーの部分で敵の脳天をぶっ叩く
クラついた敵を清太さんが容赦なく投げ捨てた
土埃が舞う、その中を的確に撃つ
汚ならしい断末魔がなり、赤い鉄が土埃を染め上げた
右も左も敵だらけの囲まれた状態で、拓人さんは不敵に笑い続け、軽く地面を蹴り高く飛び上がる
そのまま空中で回転し、下に向かって二発全て命中させていく
惚れ惚れしてしまいそうなほどの射撃の腕だ
人間離れした動きはまるでサーカスの曲芸ようでまさに拓人さんの独壇場
敵兵の腹から香る不快でしかない刺激臭
嗚呼、気持ち悪い
嗚呼、憎たらしい
ぼおっと眺めているといきなり風と人肌の温もり、
そしてシトラスのような爽やかな匂いと硫黄臭が混じった独特の空気
視界の端にちらつくオレンジに清太さんだと気づく
ふわりとした浮遊感、嗚呼、清太さんが飛んで脱出してくれているのか
みぞおち辺りに置かれた腕に支えられて空を舞う
せい「お前、諦めたやろ」
ねむ「え?」
せい「生きること、諦めた顔やった、自分のせいだって顔してたで」
どうせ、この戦争、前に自分が仕事でポカしたからやと思っとるやろ
違うとは言わせない、そう硬い眼差しで問いかけられる
俺は何も答えられずに俯いた
せい「わっかりやすい…あいつと一緒や」
愚痴のように吐き、清太さんはチェーンを投げる
頭に直撃し、鎧が脱げたと思えば逃避がぱっくり割れて、中の骨が顔を出しているのが見えた
そういえば拓人さんもだったが、清太さんも服装が変わっている
明るいオレンジに黒のベルト、まるで囚人のようなつなぎ姿
なんでだろうと考えていると大きな爆発音が聞こえた
そうだ、今はそんな事考えている暇なんてなかったと思い直し
インカムをつなぐ
ねむ「こちらねむろ、城壁から爆発音がしたけど平気?」
高い機械音の跡にざらついた声が聞こえる
つき『こちらつきの!城壁上なんだけどなんか麗さんと想さんがッってうわぁッッ!想さんッッ落ちついt___』
音が切れる
せい「うわそーちゃんもうオーバーヒートするん?はやない?起死回生そんな使わんでほしいねんけど‥」
聞こえていたのか清太さんが反応する
起死回生は復活薬で瀕死でもあてがえばたちまち治るという優れもの
それに比例して値段も高くなっているのは当たり前といったら当たり前だろう
ねむ「オーバヒート?」
せい「そーちゃんの技、自分が瀕死になる代わりに一定時間爆発しながら暴れまることができる
…やったか?まぁ必殺技みたいなもんやな」
そう清太さんはさらっと言うがなかなかに難しい能力なのでは?
まぁ起死回生あれば暴れまわるという手も行けるかもしれないか…
そうぶつくさと考え込んでると、いつの間にか終わっていたようで
血濡れの上に拓人さんが一人、こちらに手を振っていた
たく「見ろよ山田、向こうでこむゆーまめっちゃ暴れてんだけど」
せい「いやお前と俺の視力差考えろゴミドリお前と違って普段から遠くで陰キャして撃たへんから見えへんねん」
何一つ変わらない罵倒の応酬に
もはや仲がいいのでは?とまで思ってしまう
冬も終わりに近づきつつあるこの頃
ねむ「あ…雪だ」
雪がしんしんと降り注ぎ始めた
なんだか戦争は、無事に終わりそうだ
次回『先輩と後輩』
え?急に進んだねって?
言わせんなよ、グロが得意分野なだけだ
コメント
7件

作品を書くの上手いですね! 推し様だれですか!?(旧メメと現メメ) こういう作品好きかも、、?
今まで戦争パロ苦手だったけど、これは、凄く読みやすくて好きな作品です!
一分前ってなってたから飛んできちゃった☆ いやぁ~相変わらず神作品作りすぎじゃないっすか?笑 投稿久しぶりっすかね? つっきー大丈夫かな~ 旧メメ×現メメいいっすわ! 次は.....こむゆーか? 楽しみにしてますね! ♡1000失礼しましたー!