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蝶姫
530
快晴くん🌌@垢を変えた
43,411
⚠️注意⚠️
BL要素アリ。
特殊設定アリ。
AIを一部使用。
曇らせ、シリアスな展開アリ。
その他地雷多数。
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小学校の夏休み。
蝉が喧しく鳴き、陽炎の揺らめく炎天下の日。
爆豪はいつものように友人を連れ、探検している途中だった。
1人の少年が熱気に紛れて爆豪にじわじわと、距離を詰めてきた。
なぁ…アイツ、かっちゃんのスゴさ分かって
ないぜ!
耳元で爆破してやろうぜ!
少年はそう歪んだ笑みで囁いた。
爆豪はニヤリと笑い、”アイツ”を呼んだ。
「オイ!!デク!!こっちこい!」
デクと呼ばれた少年はビクッと驚き
「う、うん……」
デクは怯えながらも爆豪に返事をする。
「後ろむいて、目をとじろ!」
「え…なんで……?」
「早く!!」
バチバチッ
と、火花の音が鳴る。
――ドカンッッ!!
夏の静寂を切り裂くような爆発音が、辺り一帯に轟いた。
キィィィン――
デクの頭の中で甲高い金属音が煩く鳴り響いた。
さっきまであんなにも喧しく鳴いていた蝉の音も、爆豪の叫ぶ声も、
何も聞こえない。
ポタポタと乾いたアスファルトに黒いシミがついていく。
「おい!!!!デク!!!でく!!いずく!……っ…!」
必死に泣き叫び、デクの肩を揺らす爆豪の声は届かない。
二人の間に黒いシミが静かに広がっていく――
コメント
1件
読み終えました…。これはもう冒頭から掴まれましたね。夏の暑さと無邪気な残酷さの対比、そして一瞬で日常が壊れる音の消失。「キィィィン」という金属音と蝉の静寂が凄く生々しくて、視界が狭まる感覚が伝わってきました。爆豪が「いずく」と名前を変えて呼ぶ必死さが逆に痛い…。設定の重さを覚悟して読んでるので、この世界がどう「特殊」なのか、続きが気になります。