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GM「さあさあ加賀愛さんが脱落となります」
そういった途端、またまた天井から銀色に光るリボルバーが落ちてきた。
GM「それでは第二ゲームを開始します。スタート」
GMは声色一つ変えず淡々と話した。
花崎「つまんねえから俺あ最後がいいなあ。佐藤からでやってくれ」
花崎は落ちたリボルバーを拾い、佐藤に投げ渡した。
佐藤「随分と余裕そうですね」
佐藤はそういいながら掛けているメガネをくいっと持ち上げた。
花崎「まあそうだなあ。俺あいつも死と隣り合わせだからよお」
佐藤「そうでしたね。あなたは半グレを仕事としている」
花崎「まあそう言っちゃあそうだな」
そう言っていると佐藤が銀色のリボルバーをこめかみに当てた。
花崎「仕事がはえもんだな」
パン!そう発砲音が響いた。佐藤のこめかみからは血は出ていないようだった。
佐藤「どうぞ。半田さん。逆周りということなので」
佐藤は半田にリボルバーを渡した。
半田「どうも。佐藤さんも余裕そうですね」
佐藤「まあそうですね。スリリングなことは好きですから」
半田「そうですか」
そう半田もリボルバーをこめかみに当て発砲した。
パンと銃声が響くものの半田も無事そうだ。
半田「やっぱりスリリングはいいですね。佐藤さん」
佐藤「でしょう?」
半田はぶるぶる震えている桑野にリボルバーを渡した。
半田「スリリングはいいものですよ」
桑野「怖いものですよ………なぜそんな平気にできるんですか?人が一人死んでいるんですよ!?」
佐藤「それもまた人生ですよ」
桑野「人生…」
そういいながら桑野は震えた手でリボルバーを握りしめこめかみに当て発砲した。
パン!と鈍い音がした。
バタンと椅子から落ちた。桑野のこめかみから赤黒い液体が流れていた。