それから夏休みになった。
渡辺くんとは一度も会っていない。
連絡は毎日取っている。
でもそうすると、
渡辺くんの声が聞きたくなる。
この気持ちは変かな?
来週は夏の大イベント、
夏祭りがある。
正直、一緒に行きたい。
浴衣だって用意してある。
だけど、誘えない。
だって、
渡辺くんからして私はただのクラスメイトだもん。
そんな人といるより、
仲のいい友達といた方がいいことぐらい、
わかりきっている。
それに、
急に会いたいなんて絶対引かれる。
これは、
自分が臆病なことを知ってる上での判断。
だから、後悔はしない。
、、、はず、
ピコン
「〇〇、夏祭りって行く?」
え、!?
もしかして、そういうこと?
『渡辺くんは行くの?』
「考えてるところ」
これって、
私、誘っていいのかな?
そしたら一緒に行けるやつ?
勇気出してみても平気?
、、期待してもいいよね、?
『渡辺くんと一緒に行きたいです。』
よし、送ったよ!
頑張った、私。
でも、返信が来ない。
そのまま夕方になった。
困らせちゃったのかな、
行く人が決まってて断りにくいとか、
ピコン
来た!
「ごめん、寝てた。俺も一緒行きたい」
良かったー、
寝てたって、渡辺くんらしい笑
焦ったじゃん、
でも、渡辺くんと一緒に夏祭り行くんだ!
楽しみだな、
あと一週間も待てないよ。
早く会いたい。
コメント
2件
やったね!おめでとう🎉
寝てたwって素の渡辺