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ㅤㅤㅤ ㅤ ㅤ zm×em
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ㅤㅤㅤㅤ ㅤ 暗めより
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ㅤ zm『』
ㅤ em「」
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ㅤem視点
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ㅤゾムさんはとてもお優しい方です
ㅤ職場にいる時も、お話している時も
ㅤ家でイチャイチャしてる時だって
ㅤいつも優しいんです
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ㅤ私もゾムさんを幸せにしたい
ㅤお付き合いさせていただいてる間に
ㅤそう思うようになりました。
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ㅤ『エミさん、』
ㅤ「あ、はい」
ㅤ『あの、すまん』
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ㅤ一体どうしたんでしょうか?
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ㅤ『えみさんが大切にしとる皿…』
ㅤ「あ…」
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ㅤゾムさんの手には割れた大切なお皿
ㅤまだ持てそうな部分を持っているみたい
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ㅤ「大丈夫です、よ、」
ㅤ『大丈夫じゃなさそうやん…』
ㅤ『そいえばさ、』
ㅤ『皿なんで大切にしてたん?』
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ㅤ大切にしてた理由…?
ㅤゾムさん、これ貴方がくれたんですよ?
ㅤ私は忘れられたみたいで悲しくなりました
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ㅤzm視点
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ㅤ「これは、大切な方から貰ったものです」
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ㅤエミさん、わかりやすいぐらい落ち込んどる
ㅤ買いに行けるならええんやけどな…
ㅤ本当に大切にしてたみたいで申し訳ない
ㅤ本当にわざとじゃなかった
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ㅤ『すまん…』
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ㅤエミさんを見ると目には涙が
ㅤあー、ほんまに申し訳ない、
ㅤそう思うと俺まで泣きそうになってしまった
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ㅤem視点
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ㅤああ、まずいです、
ㅤゾムさんが涙を零してしまった
ㅤ普段泣くことなんてないゾムさん。
ㅤ私はびっくりしてなにも出来なかった
ㅤ怒ってないですよ、としか声を
ㅤかけられなかった
ㅤ
ㅤお皿を割られてしまったこと
ㅤ貴方がくれたことを忘れていること
ㅤなによりゾムさんを泣かせてしまったこと
ㅤすごく心が痛みました、
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ㅤその時から、私なんかでいいんでしょうか と
ㅤ思うようになってしまった
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ㅤzm視点
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ㅤ最近、エミさんがあまり話してくれなくなった
ㅤ前まで ゾムさん!と可愛い反応をしてたのに
ㅤ俺なんかしたかな、と不安になる
ㅤエミさん実は俺のこと飽きたんかな…
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ㅤ不安になってしまい
ㅤ溢れてしまうものは溢れてしまう
ㅤ一度溢れると止まらない
ㅤ
ㅤそんな時、ガチャとドアの開く音がした
ㅤエミさんだった、自室に入ってきた
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ㅤem視点
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ㅤ「どうして泣いてるんですか?」
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ㅤゾムさんが泣いていた、私は不安になりました
ㅤゾムさんは なんでもないよ と言いたげな顔
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ㅤ私に話してくれない時は大抵私関連のこと
ㅤ私、なにかしてしまったんでしょうか
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ㅤあの日、幸せにしたいと思った私が馬鹿みたい
ㅤでした
ㅤ私なんかが幸せにできるはずなんてなかった
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ㅤ私の傍から離れてゾムさんが泣かなくなるなら
ㅤ私はそれが一番嬉しいです
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ㅤそう思ってゾムさんに声をかける
ㅤ
ㅤ
ㅤ「
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