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インターハイ後は練習三昧。
夏休みということもあり、強豪白鳥沢学園の夏休みはないといっても過言では無い。
部活に入っていない私は____
PM15時
『おはよ〜……ママ……』
眠い目をこすりながら、リビングに入る。
ママ「あら、今起きたの?もう昼過ぎよ」
『夜遅くまで起きてたらこんな時間になっちゃったの〜』
ママ「それ、毎日じゃない?昼夜逆転生活は体壊すわよ
お兄ちゃん見習いなさい。今日も朝早くに出たわよ
課題はやったの?
たくさんあるんでしょ?」
ああもう!
わかってる!
夏休みくらい遅くまで寝かせてほしいよね!?
夜更かししたいじゃん?
『わかってるよ……』
そう言って冷蔵庫を開け、アイスを____
あれ?
『ママ〜!!アイスがない!!!』
ママ「あれ?もうなかったの?この前買ったばっかだけど」
なんてこった!!
こんな暑い日にアイスが冷蔵庫にないなんて!
緊急事態だ……
『ママ……アイスがないと私死んじゃう……』
一日にアイス2本、……いや嘘3本は食べてる
ここ最近、まともにご飯食べたっけ
賢二郎と夜電話して
そのまま夜遅くまで動画やドラマを見てる
面白い韓国ドラマがあってさ、
続きが気になってついつい朝まで見ちゃうの
お昼過ぎに起きて
バイトがある日はそのまま用意してバイトに向かう____
ない日はこうやって、
ずっとダラダラ_(┐「ε:)_
ママ「死ぬわけないでしょ〜?大袈裟な」
『ほんとだよぉ……』
私は氷を入れたジュースを飲みながら言う。
ママ「自分で買ってきなよ?」
『ええ〜〜暑いもん〜〜』
ママ「もう、少しは外の光浴びなさい
あんた白いんだから少しは焼けなさい!」
なにをおっしゃる!?!?!?
『ダメだよママ!!日焼けは怖いんだよ!?紫外線は歳をとったらシミになるんだよ!?』
ママ「10代の子がなに、歳をとった時のことをいってんの
ちょっとはお兄ちゃん見習って外出て運動しなさいっ
あら、……美樹、ちょっと太った?」
『嘘!?!?』
確かに偏食だったし、学校がある時は
学校まで歩くというウォーキングを……www
洗面所の鏡に立つ。
『ほんとだ〜ちょっとお肉ついたかも……』
しゃあねぇ。
行くか。
近くの駄菓子屋まで。
Tシャツとジーパンで行く。
だっさいけど、いいじゃんね。
スッピンだから伊達メガネかけとこ。
コンタクトさえもめんどくさい。
誰かに会う訳でもないし。
髪は暑いから上でお団子をして日焼け止めを塗りたくって____
『いってきま〜す』
ガチャ
暑っつい暑っつい外へ出た!!!
________
外出てすぐ、
『うへぇ……太陽滅びろ〜……』
暑すぎる。
寄りにもよって、カンカン照りのいい天気。
曇ってほしい。
太陽半分せめて隠れてくれ。
コンビニまでは10分もかからないのに
ものすごく遠く感じる。
あち〜〜…………
暑い暑い、と小さく呟きながら歩く。
コンビニについた。
えっと〜どれにしようかな〜
アイスってほんと種類豊富だよね
選べない
あ、チョコモナカジャンボ、チョコ増量してんの!?
この時期といったらスイカメロンバーだよねぇ……
うーーーん……
選んだのは当たり付きのアイスがあるアイス。
もう一本当たったらもらえるやつ←
ようし、当ててもう一本もらうぞ〜
お店の前のベンチでアイスと
サイダーを飲む。
プシャァ
開けると炭酸が弾ける。
『ふは〜〜〜炭酸よき〜〜!!!』
こんな暑い日に飲むサイダーは最高だな!?
ものすごくエモいのでは!?
アイスを食べる。
…ん、うま。
ミーン、ミーン、ミーン……
外は蝉が鳴いていて暑さを余計際立たせる。
『アイス……溶けちゃいそうだな……』
急いで食べないと溶けちゃいそうで
ぺろっと溶けている部分を舐める。
ポタッ
『あっ!』
ジーパンに零れてしまう。
『ああああ〜〜……!!』
なんて1人で言ってると
「お前、何やってんの」
「ああ〜美樹さ〜ん!!」
へ?!
思わずびっくりしてアイスを落としてしまった!
『うぎゃあああ〜〜アイスがぁああ〜〜!!』