「お母さん起きて」
お母さんは起きてこない。
昨日夜ふかししたのかな?
もう一度母の体を揺らす
「お母さん起きて」
まだ起きてこない。
「只今」
玄関の声から夜勤から帰ってきた父だ
私は急いで父の所へいった
そして
「お母さんが起きない」
私は言った
お父さんは
「ちゃんと起こしたか?」
私は
「何度起こそうとしてもお母さんが起きない」
父は
「そうか〇〇俺が起こしに行く」
母の部屋
数分後
「母さん!!!」
父の声が聴こえた
私はびっくりして母の部屋に行った
父はパニックになっていた。
父ははスマホを片手に話した
「もしもし…妻が…妻が〜」
震えながら父は話していた
…後から
「一緒に救急車に乗ろう」
と言われた
それから
手術室の隣で父と隣に座っていた
父は泣いていた。
私にはまだ混乱している
それから医者に病室に連れて行かれた
私は病室のベットに寝ている母に
「お母さん起きて」
コンコン
父は
「どうぞ」
医者は
「奥さんは残念ながら…急性心不全で〜」
父は
「…っ…」
私は
聞こえていたのに
「お母さん…起きて…皆…心配してるよ…ねぇ」
私は母の手を握った
感触は冷たい
私はこれを「死」と感じなかった
だってお母さんは生きてるもん。
葬式
お母さんの遺影が飾っている。
皆皆泣いている
お坊さんは儀式を
火葬
私はふっと言葉に出た
「”辞めて”!お母さんはまだ生きてるの!!」
私は火葬場の人にそういった
火葬場の人は
「ごめんね…お母さんはもう…」
私は
「…お空に行っちゃったの…?」
火葬場の人はそう頷いた
………
未来
「お母さん…起きて」
私は娘の言葉にびっくりして起きた
「どうしたの?」
それは
犬のサナが起きてこないらしい
あの子は伝染病でずっと苦しみ治療法はない子だった
私は…昔見たいに
「”サ”ナ”…今までありがとう」
「お母さん…?」
「○○○…サナを埋めようか…」
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