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『BLACK cat school』〜スクールライフは恋と波乱!?〜
16時間目 あんたに勝てなきゃ
『俺達は2回戦目からっすからここで待機っす。』
『1回戦目は…』
『1年B組とD組っす。フルーレが大将みたいっすね。』
『フルーレ大丈夫かな……。』
『フルーレなら大丈夫っすよ。』
『でも、大将が負ければ自動的に他の人も負けるから…』
『フルーレはああ見えて負けず嫌いっす。
フルーレは何も考えず突っ込む奴じゃないっすよ。』
『アモン……。』
『出来ればハウレスさんには当たりたくなかった…でも。ここで勝てないとハウレスさんどころか他の人にも手は届かない。』
『フルーレ。俺達がお前を守る。だから作戦通りに行け。』
『○○君…うん。ありがとう。』
『みんな、絶対に勝とう!』
『おー!』
『士気が上がってるっすね。』
『うん、フルーレ頑張ってる。』
『それでは、第1回戦を始めます。』
パンッ!
D組がB組へと突っ込む。
『俺たちは後ろに下がろう。』
『だな。大将がやられたんじゃ勝ち目がねぇ。』
『でも戦況が不利になれば俺達が前に出よう。』
『あぁ。』
数分後――。
『B組がどんどん減ってる…。』
『D組は強いっすね…。』
『…○○君。前に出て。俺が大将をやる。』
『いいのか?』
『うん。俺達の隊は俺達を含めて4部隊。俺達が大将に突っ込んで他の3部隊が周りの隊に突っ込めば勝ち目はある。』
『分かった。作戦通りに行こう。』
『あ、フルーレが動きだした。』
『フルーレ、がんばれー!』
『く……っ!』
(負けたくない……っ。俺は、華さんを守れるような男に……っ。)
グイッ!
『あっ!』
前に気を取られて後ろからハチマキを取られてしまった。
『1年B組、大将がやられたので1年D組の勝利です!』
『く…っ!』
『フルーレ……。』
『負けた…。ごめん、俺がもっと……』
『そんなことない。お前はよくやったよ。』
『うん……。』
俺達は騎馬を崩す。そして応援席に戻ろうとした。
『フルーレ。』
『華さん……?』
『フルーレの仇は私が取るよ。』
『え?』
『2回戦目に私たちが勝てば……次に戦うのは1年の組だから。だからそんな顔しないで。』
『そうっすよ。まぁ俺たちの戦いを見ててください。』
『2人とも…っ。はいっ!』
『アモン、相手はシロだから要注意ね。』
『了解っす。きっとシロさんのことっす。高みの見物で後ろに控えるっす。だから俺たちはそれを突くっす。』
『うん。さ、アモン。行こう。』
『はいっ!』
(華羨ましい…。)
※アモンファンクラブ3人
『2回戦目を始めます。』
パンッ!
『ミサキ、大将のシロは私とアモンでやる。ミサキ達は他の隊を崩して!』
『3人ともよろしくっす♪』
『アモン君の頼みなら喜んで!』
『行くよー!!』
(3人とも単純…。)
『俺達は紛れて後ろから奇襲するっすよ。』
『うん!』
私達はシロの元へ行く。
『…華の隊が見えぬな。まさか…』
『そのまさかっすよ!』
『その帯頂き…!』
『ふん、甘いな。』
『あっ!』
あとわずかのところで避けられる。
『っ…!』
『お前が相手なら手加減してやりたいが…勝負は勝負…本気で行くぞ。』
(威圧感…っ。でも、負けられない。)
『っ…!』
シロの手をぐっと掴む。
『華さん、もっと前に行って大丈夫っす!
俺が支えますから!』
『う、うん…!』
『く……っ!』
グッ!
シロの頭の帯に触れた時だった。
グラッ!
『あ…っ!』
隊が崩れそうになる。
『きゃ…!』
シュル…っ!
ドサー!!
『崩れちゃった…。あ、でも…!』
『…我の負けだ。』
崩れる前にシロの帯を掴んでいた為、赤組の勝利となった。
そして、その後、1年D組との戦いでも勝利し…ハウレス達3年A組も3年D組に勝利し、残りは2年A組、2年B組、3年A組となった。
『最終戦!三つ巴の戦いとなります!
赤組が2チームいますがどちらが勝っても赤組には点が入り、アモン君、ハウレス君、ボスキ君、フェネス君にも20点入ります。』
『フフ、まずはハウレスさんたちの隊を崩しましょうか。』
『だね。』
『ハウレス、どうやら他の奴らみんな俺らの隊を狙ってる。』
『あぁ。そのようだな。』
『逃げることに専念したいけど…周りが敵だらけだから…』
『逃げるなんてことはしない。正面から戦う。』
『ふふ、ハウレスらしいね。』
『…華さん。少しいいっすか?』
『ん?』
『大将…俺と代わる欲しいっす。』
『え?』
『俺が乗るには重いんで、左側で支えて欲しいっす。少しは軽いと思うっすから。』
『力には自信があるからそれは構わないけど……。大将を代わるって……』
『ハウレスさんには…俺が…俺自身が勝たないと意味ないんで。』
『アモン…。分かった。』
『それでは、最終戦を始めます!』
パンッ!
『華さん。ハウレスさんの隊へ走ってくださいっす。』
『分かった。』
『ハウさんみっけー!』
『ラムリ君、任せましたよ。』
『く…っ!』
『へぇ、ラムリ、お前が大将か。自ら負けに来るなんてな。』
『まだわかんないでしょ!』
『ふふ、ハウレスさんが上でお2人が支えてるわけですか…ということはボスキさんを挑発すればハウレスさんは下へ落ちますね。』
『おい、ラト。スポーツマンシップにのっとってそれは禁止だ。あくまでこれは大将同士の戦いだからな。』
『むぐぐ…っ。』
シュル……っ!
『あ…!』
『俺の勝ちだ。ラムリ。』
『悔しいー!』
ダッダッダ……!
『ハウレス!後ろ!』
『なっ!』
スカッ!
『惜しいっすね〜。あと少しだったのに。』
『あ、アモン……!?大将がお前とは…』
『あんたに勝てなきゃ……華さんは手に入らないっす。だから俺は……あんたに勝つんすよ!』
次回
17時間目 譲れない想いをぶつけ