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『蒼空に舞い上がる紅葉(紅葉)』
落ちて
落ちて
落ちていった先には
どんどん気持ちが積もっていく
冬が近づいてきた
この巨木も
きっと私の気持ちのように
葉が流れ落ち
気持ちが降り積もっていく
どれだけ願っても
愛はもらえなくて
なんなら愛から
一番遠いものを与えられた
でもそんな中
彼だけは違って
今まで求めていたもの全てをくれて
心を落ち着かせてくれた
別れて分かるものは
嘘みたいなあの言葉
存在でも
私は安心できていたということ
冬が近くなった今
私の心に
ひとつの葉が落ちるだけ
でも、その葉っぱが
私を落ち着かせていた
心の傷を癒すような
絆創膏になって
覆い被さっていたのだ