テラーノベル
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※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
※似たような話がもしある場合は、即座に削除させていただきます。
※今回は、AIとご一緒にお話ししながら制作した際に、思いもよらない展開になりましたので共有させていただきます。
※キャラクター崩壊が激しいです。
騒然とする楽屋を抜け出し、向井さんは人気のない非常階段の踊り場へと向かいました。慣れた手つきでスマホを操作し、暗号化された回線で「ある人物」を呼び出します。
「……もしもし、舘さん? 順調やで。阿部ちゃんも諦めたし、めめも照にぃらに止められた。これで『Snow Man』っていう名前の箱庭は、完全に鍵が閉まったわ」
受話器の向こうで、宮舘さんの低い笑い声が聞こえます。
「ありがとう、康二。君の『演出』がなければ、こうも綺麗に誰も追ってこない状況は作れなかった」
「ええよ。僕はただ、最高の一枚を撮りたかっただけやから。……二人の世界、誰にも邪魔させへんよ」
通話を切った向井さんは、手元のスマホの隠しフォルダを開きました。そこには、数年前、Snow Manが一度目の危機を迎え、誰もが「元の形には戻れない」と絶望し始めていた頃の写真が保存されていました。
『 過去編:絶望の中で見つけた「真実」』
それは、活動休止が囁かれ始め、グループの空気が最悪だった時期のことです。 カメラを片手に、誰にも気づかれずメンバーの素顔を切り取るのが日課だった向井さんは、ある日のリハ室で、見てはいけないものを見てしまいました。
鏡越しに映っていたのは、一人で震える渡辺さんの背後から、宮舘さんがその首筋を愛おしげに、そして呪いをかけるように抱きしめる姿でした。
渡辺さんは宮舘さんの腕の中で、苦しそうに、けれど救いを見つけたような恍惚とした表情で泣いていました。 「……涼太、俺を壊して。もう、みんなの前で笑うの疲れたよ……」
その瞬間、向井さんの指が勝手にシャッターを切っていました。 ファインダー越しに見た二人の姿は、アイドルとしての美しさではなく、共依存という名の完成された芸術品でした。
(ああ、これや。……これが、この二人の本当の居場所なんや)
向井さんは、今のSnow Manが掲げる「一致団結」や「絆」という言葉が、この二人にとってはただの重荷でしかないことを悟りました。そして、康二さん自身もまた、無理に明るく振る舞い、グループを繋ぎ止めようとすることに限界を感じていたのです。
「元の形に戻らんのなら、いっそ、一番美しい形で壊してあげよう」
向井さんはその日から、自身のカメラと観察眼を駆使し、宮舘さんに接触しました。 「舘さん、翔太くんを連れてってあげて。僕が、誰も二人を追えないような『完璧な地獄』のシナリオを書くから」
阿部の計算を狂わせ、目黒の正義感を煽り、メンバーが互いに疑心暗鬼に陥るように情報を流す。すべては、あの日の写真に写った二人の「狂った純愛」を、誰にも汚させないために。
『現在:演出家の微笑』
回想を終えた向井さんは、階段の下から聞こえてくるメンバーの言い争う声を聞きながら、不敵な笑みを浮かべました。
「ごめんな、みんな。でも、これで翔太くんも舘さんも、幸せになれるんや」
向井さんは、かつて自分が撮った「宮舘に縋る渡辺」の写真をスマホから消去しました。もう、証拠はいらない。本物は今、この世界のどこかにある薔薇の庭で、永遠の静寂を手に入れたのだから。
第2章後半戦、真相の断片が繋がります。
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