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第3章「学園祭に潜む亡霊」その11
「――やっぱり、幽霊の話は嘘だったみたい」
その日の作業を終えて片付けの最中、姫乃が口を開いた。
「姫ちゃん、いきなりどうしたのん?」
一緒に片付けをしていた一茶が、興味津々といった様子で姫乃に歩み寄る。
「何か、わかったの?」
「うん」
姫乃の隣には、東海林の姿もある。
修介は三人の他にも天城、岡島、古賀、氷室、篠川の姿があることを確認した。
「ちょっと気になって、権堂くんと一緒に幽霊の目撃情報があったところを見てきたんだけど……そこにね、仕掛けが残ってたんだー」
「仕掛けなんて残してたの。意外と詰めが甘いのね」
そう言う東海林の傍に、篠川が歩み寄ってきた。
「それで綾咲さん、どんな仕掛けが残ってたんですかー?」
興味津々と言った顔で、姫乃の顔を覗き込む篠川。
「……」
姫乃の視線が、一瞬修介のほうを向いた。
そして*************************
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