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⚠フェリシアーノ目線
第8話
「フランス兄ちゃん、
急に呼び出してどうしたの?」
フランス兄ちゃんに呼ばれて
俺は兄ちゃんの家についた
そこには、アメリカとイギリス、
そしてアメリカのそっくりさんが居た
「イギリス、2人と外出てて」
「ん、」
そう言うと、イギリスは2人を連れて
外に出ていった
「なんで二人っきり…?俺なんかした!?
ごめんなさいごめんなさーい!!!
何でもするから許してぇぇぇ!」
「違うし、うるさい!!!」
驚いて俺はヴェと声を出した
「…アメリカの事なんだよ…」
「アメリカ…?」
そうすると、兄ちゃんはアメリカの誕生日に
何が起こったか教えてくれた
アメリカの腕に大量に傷跡があったこと
それを兄ちゃん達に相談してくれないこと
誰に話せるか聞いたら俺だったこと
「できるか…?イタリア…」
「う、うん、完璧には出来ないかもしんないけど…俺頑張るよ!」
「merci、あと、できるだけ…”アルフレッド”って呼んでやってくれ」
そう言うと、兄ちゃんは3人を呼び戻し
アメリカを置いて、
イギリスとアメリカのそっくりさんと出かけた
「最近、悩んでるらしいけど…何かあった? 」
「…何も無いよ!
俺は”英雄”だから屈しないのさ★HAHAHA★」
嘘だ
作られた笑顔だよ、それは
素で笑ったらもっと、お前は素敵な顔なんだよ?
「嘘…だよね」
「…」
目の下…クマが酷いよ?
なんか…痩せた?
血色悪いし…
しっかり食べてないの…?
「俺、悪いこと言わず、聞いてるから…
何があったか教えて?」
「……疲れたんだ」
ぼそ、とアメリカはそう言った
「疲れた…? 」
「うん…”アメリカ”として
“英雄”でいることが…疲れたんだよ」
…英雄、アメリカがよく言う言葉
「…」
俺は黙ってアメリカを見つめる
すると目を逸らされてしまった
「悪夢を見ることが多いんだ…それに…
食欲がなくて、無理やり食べても吐いてしまう…
辛くて…ネットで見つけたストレス解消に腕を切った…」
…可哀想なアメリカ
俺がお前の立場だったら何度も自殺してるよ
今まで耐えてきたんだよね?
「うん、そっか」
「イギリスが…この前倒れた時倒れた時…
なんかしちゃったんじゃないかって…
心配になって…俺…おれ…
どうしたらいいのぉ…?」
俺の目の前にいるアメリカが一瞬子供に見えた
アメリカは泣きながらその場に座る
泣いてる顔を見られないように、なのか俯いて
「うん、うん…辛かったね…大丈夫、
俺と一緒に治していこうよ…?
いつか、また笑える日が来るから…」
「…このことは2人だけの秘密…だから」
アメリカにそう言われ、うん、と頷く
ナイスタイミングで3人は帰ってきた
「アルフレッド、お土産だよ」
「フランシス、!thank youなんだぞ、!」
「てか、お前明日会議あんだろ?
さっさと帰れよ」
「アーサーは…相変わらずだね」
んじゃあ帰るんだぞ!と言ってアメリカは
帰って行った
「何か聞けた?」
「うん。」
俺はアメリカに聞いた事を3人に全部話した
ごめんね、アメリカ
でも知ってるでしょ?
俺ら2人共空気読めないし
KY組じゃん?
しょーがないよね…?
「…これを枢連、全員に説明する、
アメリカにバレないようにな」
「はい、」「うん」「わか…った」
イギリスは何処か辛そうに笑ってそう言った
「アメリカがそこまで悩んでたなんて…
知らなかったな」
「ヴェ〜…イギリス、俺もわかんなかったし、イギリスだけじゃないよ!」
俺は慰めるようにそう言う
「thx…イタリア…」
「よし、じゃあ皆でアメリカを元気にさせよう!まずは、お兄さんから、ね! 」
オー!、と4人で言い
俺たちの作戦は始まった