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はぴはろですお菓子くださ> ̫ <←
今日のハロウィン要素ないですすみませんー😢
crxv nmmn
緑青/青緑
青視点
「冬の日」
つんと鼻をつく冬暁の空気を肺に溜めながらあの日を思い出していた。彼は今、元気にしているのだろうか。
ある冬の平日の早朝、いつもより早く制服に袖を通して家を出た。
青「緑ちゃん、おはよっ(笑」
緑「おはよぉ…」
青「相変わらず朝弱いねぇ(笑」
緑「だって朝嫌いだもん、」
青「一応電源切っといてね、携帯の」
緑「わーてるって」
小さな公園に鼻を赤くして寝ぼけまなこを擦りながら緑がきた。吐いた息が白かった。今年は例年より秋が短く、急に夏が終わり急に冬がやってきたのだ。やはり冬は嫌いだなとか思いながら手を擦り合わせて温めている。
青「どこに行こうか…」
緑「う~ん、とりあえず〇〇方面に乗れば間違いないと思う…多分」
ゝ「顔見知りの同級生にでも会ったら気まずいから」
青「じゃあ〇〇線にしようか」
学校には体調が悪いと連絡を入れたし、少し早いけど制服でいつも通り家を出た。きっと大丈夫。バレたらそのとき考えればいい。笑
緑とは他クラスの顔見知り程度の友人。特別仲良くもないのだけど、たまにこうやって一緒に悪いことをする仲だった。
青「もうすぐ終点だね…」
ゝ「次どうする?」
緑「ん~、〇〇に乗り換えればいいんじゃない…かな、?」
青「うん…」
ゝ「よくわかんないけど、緑ちゃんに着いてけば大丈夫か(笑」
緑「ははは、ちゃんと考えろよ(笑」
緑「あ、あたりだ…」
青「え、ほんと?」
ゝ「すごいね!?」
緑「うん。ラッキー♪」
ゝ「でも、交換はいいかな…寒いし(笑」
青「あはは、残念だね(笑」
緑「冬に外で2本もアイス食べる気にはなれないな(笑」
駅周辺の商店街の隅にある小さな駄菓子屋。今もあるのが珍しくて適当にアイスでも買って、ベンチでぼーっとしながら白い空を眺めていた。
その後はまた電車に揺られながら、移り変わる景色を見てぼーっとして、時々どうでもいいような話で笑って、気分が高揚しているのを感じた。とにかく今俺は楽しくて仕方がないのだと思う。
緑「あっ、ここで乗り換えて〇〇行こ!」
青「そこってなんかあったっけ…?」
緑「うん…どこかはないしょだけどね(笑」
青「えー(笑笑」
青「わ、海だ…っ」
緑「あの辺海ないから新鮮だね(微笑」
ゝ「入れないけど海、いいでしょ?(目細」
青「うん」
緑「そこまで降りよ」
青「え~砂利浜までだよ?」
緑「わかってるって。さすがに海はもう寒いよ(笑」
青「あんま綺麗じゃないね(笑」
緑「ね、ゴミだらけ、」
ゝ「でもこういうのも嫌いじゃないかも」
どこからか流れ着いた海洋ゴミたち、冬の分厚い雲、それを反射する彩度の低い水面。あまり綺麗とは言えないような冬のそれらはどうしてか俺らの目には綺麗に写っていたんだと思う。
青「よいしょっと」
緑「なにしてんの…?」
青「靴脱いじゃおっかなって(笑」
緑「寒くない?(笑」
青「空も曇ってるし冷たい、(笑」
緑「ばかじゃん」
ゝ「まあ俺も脱ぐけど」
青「緑もばかじゃんー(笑」
ごろんっ
緑「…石だから痛い、(笑」
青「勢いよく寝るからじゃん(笑」
緑「後悔した(笑」
青「したんだ(笑笑」
緑「うん」
青「サボっちゃったね学校、(笑」
緑「またサボっちゃったよ」
青「緑ちゃん優等生なのにねー、いけないんだ(笑」
緑「最初から優等生じゃないよ(笑笑」
青「初犯じゃないもんね(苦笑」
緑「あははっ、真面目になんかやってらんないよ」
青「そ~だねぇ、来年は受験生だもんね、」
緑「青はどうするの?」
青「てきとーに働こうかな、」
緑「そっか、」
青「うん」
ゝ「忙しいとは思うけど息抜きならいつでも付き合うよ(目細」
緑「そっか…ありがと」
緑「……大人になりたくないな…」
青「ね、ずっと子供でいいのに…来年にはもう成人しちゃう」
ゝ「実感ないけど(苦笑」
緑「でも大人になりたくないって言えてるならまだ十分子供だよね、(笑」
青「うん…」
緑「はぁ……んはは、」
ゝ「今が一番生きてる気がする」
青「そっかぁ…、よかった」
ゝ「でも俺もかもな(笑」
緑「うん」
青「このまま昼寝しちゃおうよ(笑」
緑「いいね。」
ゝ「そしたらラーメン食べてゲーセン行って帰ろ(笑」
青「うん、めっちゃいい(笑」
鼻を掠める潮の匂いが心地よかった。だんだんと意識が遠くなっていくのを感じた。きっと、大丈夫。
読んでくれてありがとうございました!
♡💬👤よければお願いします
調子乗ってたくさん更新してるんだけどネタ無くなりそう誰かください(ᐡ ߹~߹ᐡ)