テラーノベル
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コメント
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読み終えたよ…🥀 「また明日」って四文字が、昨日と違って温かく感じるって、すごくわかる。 一緒にいる時間は言葉がなくても大丈夫で、本当に通じ合ってるんだなって伝わってきた。 kzhくんが「ちゃんと受け取っとく」って打ったところで、こっちまで笑顔になっちゃった。 明日が楽しみになるような、じんわり温かい話だったよ🌙
夕焼けは少しずつ茜色を深めていた。
住宅街の角を一つ、また一つと曲がっていく。
二人の間に会話はない。
けれど。
沈黙は不思議と苦じゃなかった。
言葉がなくても。
隣を歩く足音は聞こえなくても。
誰かが隣にいてくれるということだけは、ちゃんと伝わってきた。
やがて。
見慣れた分かれ道が見えてくる。
昨日も立ち止まった場所。
僕が足を止めると、kzhも自然と立ち止まった。
どちらからともなくスマホを取り出す。
僕は少しだけ迷ってから文字を打った。
『今日はありがとう』
kzhは画面を見るなり、小さく笑う。
『何回言うんだよ』
そう打ってから、少し考える。
『でも』
『ちゃんと受け取っとく』
その一文に、僕も思わず笑ってしまった。
少しだけ風が吹く。
制服の裾が揺れる。
夕日が二人の影を長く伸ばしていた。
kzhがスマホをもう一度操作する。
『また明日』
たった四文字。
昨日と同じ言葉なのに。
今日は少しだけ温かく感じた。
僕は頷く。
そして画面に打つ。
『また明日』
kzhは満足そうに頷くと、軽く手を振って歩き出した。
僕も手を振り返す。
少しずつ小さくなっていく背中を見送る。
見えなくなるまで、その場を動けなかった。
やがて僕も踵を返し、自分の家へ向かって歩き出す。
玄関のドアを開ける。
母さんがこちらを見て笑う。
「おかえり」
口の動きだけで分かった。
僕は小さく笑って頷く。
靴を脱ぎ、自分の部屋へ向かった。
制服のままベッドへ腰を下ろす。
鞄からスマホを取り出した。
なぜか胸の奥が少しだけ温かくなった。
今日までは。
学校へ行くのが怖かった。
でも今は。
明日も、あの帰り道を一緒に歩けたらいい。
そんなことを考えている自分がいた。
僕はスマホの画面をそっと閉じる。
窓の外では、夕焼けがゆっくりと夜へ変わっていった。