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#鬱
ba77go
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その頃。
クラスのグループチャット。
一枚の写真が送られた。
夕焼けの帰り道。
並んで歩く僕とkzhの後ろ姿。
『やっぱ付き合ってんじゃね?』
送信。
数秒もしないうちに既読が増えていく。
『マジ?』
『最近ずっと一緒だよな』
『保護者じゃん笑』
『聞こえないから面倒見てもらってるだけじゃね』
画面の向こうで笑うようなメッセージが次々と流れていく。
中にはスタンプだけを送る人もいた。
面白がっているだけ。
深く考えている人はいない。
けれど。
その一つ一つが、少しずつ空気を変えていく。
しばらくして。
女子の一人がメッセージを送る。
『別によくない?』
数秒、チャットが止まる。
『そういう言い方なくない?』
また静かになる。
しかし。
『いや、冗談じゃん笑』
『本気にすんなって』
すぐに流される。
話題は別のことへ変わっていった。
けれど。
写真だけは消えなかった。
チャットの履歴に残ったまま。
翌日。
その一枚を見た何人もの生徒が。
僕たちを見る目を、少しだけ変えることになる。
コメント
1件
第8話、読み終えました。グループチャットの空気感がすごくリアルで、一枚の写真がじわじわと場を変えていく不気味さが伝わってきました。「別によくない?」の一言で一瞬止まる間とか、そのあと「冗談」で流されるところとか、あるあるすぎて胃が痛いです。写真が消えずに残って、翌日の視線が変わるラストも、これからどうなるんだろうと続きが気になります。