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💛side
海辺で話した後、僕たちはwkiが泊まっているホテルへ、向かった。
「じゃあ、ホテルの部屋に着いたら、治療しよっか。」
❤️「えっ、治療…?」
❤️「…何処か、怪我してるの…?」
mtkが恐る恐る、wkiに聞く。
💙「………これ。」
wkiが見せてきたのは、両腕にある無数の傷。
右腕は、包帯が巻かれていたけど、血が滲んでいるのを見ると、上から触っていたのが、分かる。
左腕の傷は、真新しい。
ついさっき、付けたかのようだった。
💙「…こんなの、見せたって[気持ち悪い]としか思わないよね…」
💙「っグスッごめん、見せなければ…ハッハァッよかっゴホッよねっハァッ、」
「!!」
パニックになっているwkiを落ち着かせようと、背中を摩る。
「大丈夫だよ、wki。」
「[気持ち悪い]なんて、思ってないよ。」
💙「でッも…」
❤️「それよりも、見せてくれて、ありがとうね。」
❤️「俺もryokちゃんも、wkiの傷を治してあげたいの。」
❤️「大切で愛おしいメンバーの1人…だからさ。」
mtkの言葉を聞き、wkiは2人の顔を見る。
そして、目を潤ませながら、こう言った。
💙「mtk、ryokちゃん……」
💙「こんな、急に家を飛び出したり、居なくなろうとしたりした…この自分が…」
💙「…2人に、わがままを掛けて良いんです、か…?」
少し、怯えながらそう言うwki。
「もちろん!なんなら、もっと掛けてもいいんだよ?」
❤️「そうそう。全て、受け止めてあげるから、遠慮はしなーいの。」
💙「ありがとう…あ、りがとッう…」
泣きながら、お礼を言うwki。
その様子が、愛おしかった。
mtkと顔を見合わせて、wkiを抱き締める。
抱き締めると、さらに泣き出してしまった。
周りに張られていた、冷たくて厚い氷。
その氷を地道に溶かしていけば。
いずれ、心も温まる。
もし、心が温まったとしても、僕たちはそばに居るよ。
wki、大好きだよ。
ーfinー