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10話!!!!!((((
「 槭ちゃんは、行きても無意味なんだよ―――。 」
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ラヴside
ラヴ「――ッ!?」
刺したくもないし、触れたくもない―はずなのに。
ラヴ「―手が勝手に…?」
手が勝手にナイフを振り上げる…であろう状況。
今振り上げ下ろしたら、…フィールの脳までぶっ刺さるだろう。多分。
フィール「それが本能なんじゃない?」
クスッと、悪戯好きな子供みたいに笑う。
ラヴ「…違…違う…!」
フィール「ふふ、ほんとかなぁ?」
…うざったり〜、ちょっとどいてもらうか…
ラヴ「…」
フィール「おーっと…力強いねぇ」
…ちょっと張ったくらいだ、こんなのフィールくらいの度胸があるやつなら楽勝だと思うけど…な
フィール「…じゃあお次!」
ラヴ「ちょっと待て俺にしろッ」
フィール「強いと効かないんだから…」
ラヴ「…何が?」
フィール「………」
フィール「ボクの催眠!」
椎夏side
ラヴ「催…眠…!?」
フィール「え?そーだよ?あれぇ、気づいてると思ったぁ。」
ラヴ「………」
フィール「勘の良いラヴなら分かると思ったのになぁ。期待外れ期待外れ。」
そう煽るように言う。
スフェ「…期待外れとか、人に簡単に言わないほうがいいよ。」
ラヴ「ちょ、スフェ…」
スフェ「別に。気に触っただけだから」
ラヴ「…」
うっすら機嫌の悪そうな二人に、僕はなんと言えばいいのだろう。
ただでさえ今、目の前で大切な仲間を失った。
…あれはもう、見殺しにしてしまったも同然だった。
足も口も動かなかったあれは、催眠だったのかもしれない。
…だとしたら、僕に何が――。
フィール「そーだ!椎夏ちゃん」
椎夏「ちゃん付け…やめてください…」
フィール「ん〜?」
何も聞こえなかったみたいに僕に近づく。
小柄なのに、その圧迫感は有りふれるものだった。
フィール「キミはどう思う?」
椎夏「どう…って…」
フィール「目の前で人が死んだ時。」
椎夏「……」
フィール「嫌だねぇ、そうだねぇ。」
妖しい目で僕の髪に触れた。
振り払いたい。…でも振り払ったらどうなっちゃうんだろう。
僕はラヴさんみたいに強くない。
言い返せる力も、反撃する力もない。
フィール「…抵抗しないの?」
椎夏「……出来るものなら…。」
フィール「ふふっ、そうだねぇ。キミみたいな子はできないよねぇ。」
椎夏「……」
頭が痛い…
上手く立っていられない。
ふらふらする――。
ラヴ「――椎夏!!!!」
フィール「あれぇ、なんで喋ってるの、ラヴ。」
ラヴ「知らねーよ馬鹿!!」
椎夏「…」
ラヴ「椎夏!良かった…」
椎夏「………っえ、あ…ラヴ…さん…」
僕倒れた…なんで…
ラヴ「大丈夫、大丈夫。」
風に乗ってなびくラヴさんの長い横髪が、僕の心を落ち着かせてくれた。
よくあるヒーローに助けられた一般市民みたいだな、僕。
……いや、ラヴさんはヒーローよりずっと、かっこよくて…
ラヴ「……」
フィール「催眠解けちゃったねぇ。あわよくば殺してあげようと思ったのに」
ラヴ「馬鹿野郎がッ”!!!」
今にでも泣きそうなラヴさんの瞳は、もう二度と大切な人を失くしたくない決意が見えた。
――僕は、その大切な人の中の一員になれてるのかな。
フィール「…ふぅん…。」
ラヴ「………椎夏。」
椎夏「はっ…はい…?」
ラヴ「――好き。」
椎夏「―――!?」
椎夏「今…今なんて……!?」
ラヴ「…告白の返事。」
ラヴ「――OKだって言ってんだよッ!!!!!!((((」
椎夏「………」
スフェ「……良かったね〜」
ラヴ「お前が第一声なのかよ()」
椎夏「あ、え、あ、えぇっと……?」
ラヴ「………ふっ、嘘じゃねーからな。」
ニコッとされて、本当だって確信した。
…ラヴさんが嘘なんで吐くわけないけどさ。
椎夏「………」
スフェ「お幸せに…」
軍粮精「スフェさんは僕がいるから幸せですよね〜」
スフェ「そうだよね〜」
ラヴ「一番そっちが幸せそしてある意味狂ってる」
スフェ「わぁひっどい(((」
椎夏「……黒兎先生」
ラヴさんが楽しそうに話してる中に割り込めなくて、……いや、というよりかはやっぱり先生が気になって。
黒兎「…」
…こんなに唖然としてる先生初めて見た。
椎夏「………」
黒兎「…いつもさ、僕が躓いた時寄り添ってくれる槭はいないんだよね」
椎夏「……そう、ですよ」
黒兎「楽しそうに僕の耳を触る槭はいない…」
拳を握る力が強くなってるのが見えた。
槭さんは、もうほんとにいないのかな…。
黒兎「生き返るって願ったら来るかな?『嘘だよ』って言って、来てくれるかな?」
椎夏「………、」
黒兎「だって、槭は、亡霊で、まだ、どこかで息を……。」
椎夏「…………先生…」
黒兎「………」
椎夏「泣きたいなら…泣いていいですから…僕…何も言いませんから…」
…今は馬鹿教師でもなんでもいい、先生に戻ってほしい。
……なんだかんだで、先生待ってる人がいるし。
黒兎「………駄目、だって…槭は…泣いてる僕を見たくないって…」
椎夏「…そんなよりも辛そうな先生のほうが嫌いでしょ…」
黒兎「…………」
椎夏「……先生…」
黒兎「………」
椎夏「―――槭さんは、きっと辛さを乗り越えた先生が一番好きだと思いますよ。」
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終わりゴリ押しです((((
loveloveくろかえ…((((は?
頭痛いんすけどネタは湧きますね((((おい
(@^^)/~~~