テラーノベル
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この腕輪は欲深い者を許さないので、
誠実な者だけが着用しなければならない。
「…お、おはよう、遅かったじゃん」
「あなたが早いだけですけどね…!」
「あはは…」
今隣で笑っている彼の死因。
多分、妖精に食われたんだと思う。
管理方法とか、そこら辺の資料を読んだ。
“職員が他の仕事のために別の収容室へ担当を変更した場合、その職員は直ちに死亡し、小さな妖精たちによって食べられる。”
そう書いてあったから、きっとこれだと思う。
まぁ、翼にとって僕たちみたいなのは使い捨ての駒でしかないんだろうなぁ、なんて。
…でも、それならなんで彼は生きて…?
もうやめにしよう。生きてるんだから、それでいい。
「今日はツールが来たんだってよ〜、よくわかんねぇな」
「ツール、ですか…」
「う〜ん、なんでしょうね?」
ツール、って言うと…道具とか、そういう話だよね?
まさかそんなものもあったなんて…危険なものじゃないといいなぁ。
「まぁ…多分、見ればわかると思いますよ
僕は作業へ行ってきますね〜」
「…お、妖精の祭典かぁ…うん、僕も行ってきます」
「はいはい、じゃあまたなー
…さて、俺はO-09-95だな?どこだろ…」
何やら呟いている彼を置いて、とりあえず収容室に行く。
嫌ではない、嫌ではないけど…キュートちゃん…。
まぁ、わがままは言わないでおこうかな。
昨日と同じ収容室に走る。で、相変わらず肉なのかそうじゃないのか分からない食事を出す。
これの繰り返しみたいだ。
「うぅ…なんなんだろうこれ…」
「おー、腕輪?」
これをつければいいんだろうか?
とりあえず腕を通してみる。
「んー…」
なんの効果があるのか分かんないわこれ、何も起きてない気がする。
緑色に輝く腕輪…なんとなく何かしらの効果がありそうだが、全くそんな感じはしない。
なんか、ついてるだけのような…。
「…返却?もう?
… 何の効果があったんだろう」
まぁ、返却したし…帰るか
「妖精の祭典…怖い…!」
あまりに怖かった。
変な肉を食べるものだから。
「そんなでもないですよ~」
「ただいま~…何してんだお前ら
「あ、Noobさんが妖精の祭典が怖いと…」
「…あぁ、そう?そうでもないんじゃね?」
「仲間がいない!」
全員が敵になったところで、作業指示が入った。
そういえば、管理人はどうやって一度に3人に作業指示を出しているんだろうか。
「はぁぁ…今回は…あ、キュートちゃん!」
「おめでとう」
「あはは…何がそんなにいいのか…」
「えぇ…あの子の可愛さを理解できないなんて人生損してますよ…それじゃあ、また」
「はいはい」
「…んぁ?またさっきの腕輪か」
「ん~、なんかあれですね、今日は長めでしたね」
今何時かが分からないけど、数時間立ちっぱなしな事は分かる。
「そう…かもですね、えへへ」
「なんか俺は特に疲れてないけどなぁ
ずっと腕輪つけたり外したりしてただけだし」
「なんか楽そうなことしてますね…
まぁ、明日も頑張りましょう、ね?」
「そうだね~」
「ん、じゃあまた明日」
「はーい、また今度」
DAY4:
輝く腕輪/O-09-95
目が覚めた。
今日も仕事、頑張らなくっちゃ。
「はぁぁ…なんでこう毎日毎日残業なんてするんでしょうね」
「んまぁ、どこもこんなもんじゃね?」
「うーん…僕、ここ以外で働いたことないので…」
「あぁ、なるほど」
Shedletskyさんと廊下を歩いているわけだが、今日も今日とて残業だ。
相変わらず疲れることをさせられるな…。
「あ、皆さ~ん!」
向こうの方からElliotさんが歩いてくる。
何やら嬉しそうだけど、何かあったのだろうか。
「どっちから聞きます?」
「…はい?」
「じゃあ、良い方から」
「おっけぃ!」
僕が理解しないうちに話が進んでいく…!なにこれ…!
「じゃじゃーん!左手をご覧ください!」
Elliotさんが左手を差し出してきた。
何やら、綺麗な色に輝いている。どうしたんだろう、これ…あ、ギフトか。
「ギフトを貰いました!」
「へぇ、良かったな
じゃ、悪い方は?」
「新しい部門が解放されるそうです、仕事が増えます」
「ぎゃっ」
あまりに嫌で変な声を出してしまった。
疲れることになりそう…!!
「ま、まぁまぁ、職員も増えるらしいですし…ねっ?」
「うぅ…」
「あはは、そんなに心配しなくてもなんとかなるだろ!」
「なりますかねぇ…」
雑談、それと、作業。
ゆっくりと進む時間にちょっとイラつきつつ、仕事を終わらせた。
明日解放されるらしい部門はどんなところなんだろう。
セフィラの方が…あんな感じじゃないといいんだけど。
DAY5:
追加なし
コメント
2件
ほんとに絵も描けるし小説も描けるって どうなってるんですか()