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「ふぅ、仁人の部屋何も変わらねーな笑」
「うるせぇな笑 趣味とか何もないし、物欲がないからな」
「そっか笑 それじゃ!今日の数学からやろうぜ!」
「やろうぜって、君は教えてもらう側でしょ?」
「そうでした先生!お願いします!」
「はい!笑笑」
1時間後
「あー疲れた、仁人休憩しよーぜ」
「あーそうだね、ちょっと下からジュース持ってくるね」
「ありがとう」
急いで下に降りた。
ずっと顔赤かったと思う僕。
何も集中出来てなかったというか、ほぼ頭回らなすぎて僕が教えてもらう側だった。
ジュースとコップもって早く部屋戻らないと。
、、、
部屋を開けたら
勇斗が僕のベッドで横になってた
「ちょ、なにしてんだよ!」
「いいだろ少しくらい、疲れたから横になってただけだよ」
「い、いいけどさ」
「なにそんなビビってんの」
「い、いやビビってはないよ、ちょっとびっくりしただけ」
「てかさ、」
「、ん?」
起き上がった勇斗くんが険しい顔して僕を見つめてくる。
「卒業式の日に言おうとしてたんだけどさ」
「あー、あの時ね、なに?」
「ずっと思ってたんだけど」
「うん」
「仁人って俺の事好きだろ」
「、え?」
「だって、中3のころ仁人にパン買いに行くの誘ったけど断る上に、ずっと女子の方睨んでたし、」
「あー、あれは、」
「嫉妬してんの?」
「い、いやちがう、それは」
「しかも、合格発表の時お前より先に俺の合格喜んでたし、なんか俺に尽くしてんなーと思って、」
「、、、うるせーよ」
「うるせぇってなんだよ、聞いてんのはこっちだよ、応えろよ」
勇斗くんの高圧的な態度と図星を突かれたことに
何も言い返せない僕は、押し倒すようにキスをしてしまった。
「はぁ、はぁ、勇斗、、、ぼく、、、」
「、、、、ごめん。」
勇斗くんは、僕から逃げるように家を出ていった。