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【最終回】⚠センシティブ表現あり⚠
夜明け前。
廃ビルの一室。
目黒の傷の応急処置を終え、二人は息を整えていた。
💙「……このまま逃げ続けるの、無理だよな」
🖤「ああ」
💙「もう終わらせよ」
目黒は小さなUSBを取り出す。
🖤「君を巻き込みたくなかった」
💙「もうとっくに巻き込まれてんだよ」
視線がぶつかる。
💙「一緒に出そ」
🖤「……」
💙「一人で背負うなって言っただろ」
少しの間。
目黒が、ふっと笑う。
🖤「ほんと君は強いな」
💙「うるせぇ」
──────────────
数時間後。
信頼できる記者の元へデータは渡った。
ニュース速報が流れる。
《大手企業と裏組織の癒着発覚》
《内部資料公開》
スマホの画面を見つめる二人。
💙「……終わった?」
🖤「ああ」
🖤「もう、君を狙う理由はない」
🖤「ただ、これからも油断はできない」
静かに息を吐く。
💙「……目黒」
🖤「なに」
💙「約束、覚えてる?」
🖤「……」
🖤「俺は…ちゃんと君を守りきったか?」
💙「うん」
一歩近づく。
目黒の手が、そっと頬に触れる。
今度は震えていない。
呼吸が重なる。
ゆっくりと、距離が縮まる。
もう誰にも邪魔されない。
唇が優しく触れる。
一瞬では終わらない。
互いの想いを確かめるように、もう一度。
今度は深く唇を重ねる。
💙「……遅い」
🖤「ごめん」
💙「待たせすぎだ」
🖤「待たせた分、これから埋める」
そっと渡辺を押し倒した。
静かに、二人の身体の距離が重なっていく。
視線が絡み合う。
そしてもう一度、唇を重ねた。
目黒は自分の服に手をかけ、ゆっくりと脱いでいく。
💙「おい、傷…大丈夫か」
🖤「ああ」
目黒は、俺の服へと手を伸ばす。
指先で布をつまみ、静かに脱がしていった。
そっと、肌に指先を滑らせてきた。
💙「……っ」
顔を近づけ、
その肌へ静かに唇を落とす。
💙「んっ……目黒っ…」
🖤「ごめん。
もう……手加減できそうにない。」
──────────────
渡辺は大きく息をこぼしながら、
ただその腕の中に身を委ねていた。
💙「…んんっ…あっ…おい目黒…」
💙「傷口開くぞ…無理すんなっ…」
🖤「翔太…綺麗だ…」
💙「聞いてんのかよ…はぁ…んんっ!…」
🖤「このまま離したくない…」
目黒は更に包み込むように覆いかぶさる。
顔が近い。
思わず視線が合う。
その瞳から、
目を離すことはできない。
そっと目黒の頬に触れる。
💙「お前も…綺麗だな…」
🖤「……」
目黒は何も言わず、
さらに激しく奥を突く。
💙「………ちょっ!?!」
💙「あっ……!!んんっ!!……」
──────────────
朝日が差し込む。
渡辺は目黒の腕の中で、ゆっくりと息を整えていた。
まだ胸の奥に、さっきまでの熱が残っている。
💙「最初は…怖かった」
🖤「うん」
💙「でも今は…」
💙「一番安心する」
目黒の目が柔らかくなる。
優しく指を絡める。
今度は拘束じゃない。
🖤「翔太」
💙「なに」
🖤「好きだ」
💙「……知ってる」
少し照れた笑顔。
💙「……俺も」
外では新しい朝が始まっている。
もう逃げなくていい。
守るだけじゃない。
これからは、君の隣で、生きていく。
おわり。