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???「とうとう明日からだね〜夏休み!」???「そうですね!夏休みも勉強頑張らなくては……」
???「あんたはホント……真面目ねぇ……」
「雨花」、「橙」、「桃時」は、食堂でご飯を突きながらおしゃべりしていた。
桃時「兎白は部活、無事引退できたらしいし、これでアタシと……うふふふふ」
橙「妄想に浸ってますね」
雨花「妄想したい時はさせておいた方が良いよ〜その方が上手く現実逃避しやすいし」
橙「あっそういえば雨花さんたちのクラスは宿題出ましたか?」
雨花「うん出たぁ……日頃から授業出てるんだから宿題なんて出さなくて良いんじゃん〜」
橙・桃時「あなたはサボってますよね?・あんたはサボってるでしょうが」
雨花「グハッ……心のみぞおちにボディーブローが……」
橙「それでどんな宿題が出たんですか?」
桃時「まぁ普通に必修科目と選択科目一つ……それから……」
雨花「昆虫採集だね」
桃時「あぁそれそれ、しかも『トウヒガ学園』内の昆虫でしょ?難しそうね……」
橙「あぁやっぱり……私も同じ宿題が出ました。」
雨花「高等部は全学年「昆虫採集」が出てるんだね〜」
桃時「うちの学校には未確認の昆虫やら何やら沢山いるから、しかもみんな警戒心が強い。大人しく捕まってくれるかしら……」
雨花「実はね?もう既に罠は仕掛けてあるのだよ」
雨花はキラーンと指の先に星を出す。
橙「え!?仕掛けてあるんですか!?」
桃時「あんたが仕掛けた罠なんてろくなものじゃないでしょ」
雨花「まぁまぁ!みに行こうよ〜」
雨花、橙、桃時は雨花が罠を仕掛けたという場所へ行くことになった。
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雨花「ここだよ!」
橙「ここって……」
橙「中庭ですが……」
「「木の周りにうんこが付いてる!?!?」」
雨花「ドヤさァ」
桃時「何が「ドヤさァ」よ!うんこなんて付けてどうすんのよ!!」
雨花「虫が寄ってくると想って」
橙「寄ってくるのはせいぜいハエか変態かどっちかですよ!!」
雨花「でも豊作豊作」
橙・桃時「え?・は?」
雨花はうんこの近くに置いてあった網を出すとそこにはカブトムシがいた。
橙「何故!?」
桃時「あんたうんこ以外にも何か付けたでしょ?!」
雨花「いや?これはただの小雨丸が作ってるうんこを少し拝借しただけだよ?」
橙「あぁ、それなら納得がいくような……」
桃時「小雨丸は、普通じゃないところあるものね。そして人間より賢そう」
雨花「じゃあこのカブトムシを採集しますか!」
雨花たちは、早速観察をし、夏休みの宿題を一つ終わらせた。
暑い日差しが辺りを照らす。
その光は、体中に染み入るように流れゆき、満たしていった。