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「あっ、悪い」
俺は慌てて手を離す。
2人の間に気まずい空気が流れる。
「もう、遅いし、飯作る、座ってろ」
俺は理緒をリビングに座らせて、キッチンに向かう。今日はカレーをつくると決めていた。なぜなら、バディができたことを祝うため。
「はぁ、」
1日のことを振り返りながら、カレーを作る。するとふいに肩が重くなる。
「なにつくってんの~?」
理緒が俺にバックハグをする形でカレーを覗き込んできた。
「なんだ、お前かよ。カレーだよ」
すると理緒はきょとんとした顔をして言った。
「なにそれ、美味しいの?」
俺は予想外の反応に驚いた。
「は?カレー食ったことないのか?」
理緒はこくりと頷く。
その姿は、小さな子供のようだった。
「座ってろ、特別うまいカレーつくってやるからさ」
理緒の頭を撫でて、リビングへ促す。
やっとできた。カレー完成。
ご飯を盛ってそっとカレールーをかける。
それを2人分。
「よっしゃ、できたっ」
2つの皿を盛ってリビングに向かう。
リビングでスマホをみてる理緒に声をかける。
「カレーできたぞ。」
するとスマホを置いて目を輝かせた理緒
「なぁ、これ食っていいの?」
俺は頷く。
理緒は口一杯にカレーを頬張る。
「うまぁ!なにこれ、美味しすぎでしょ」
「ふっ、そんなこと言われたの初めて」
俺は理緒の素直な感想に笑みを溢す。こんなに褒めて貰ったのはいつぶりだろうか。
「先輩は自炊派なんすか?」
「あぁ、基本は自分で作る」
納得したようにまたカレーを食べ始める理緒。可愛いな。
「食い終わったら風呂入ってこい」
「えー、一緒がいい!」
寮の風呂は異常にでかいから男2人で入ったとこで問題ないのだが、、
「いや、俺、皿洗いするから」
「じゃあ、僕も手伝うから」
というわけで、皿洗いを終えて、2人でお風呂に入ることになった。
「入るよー!」
理緒ががちゃりとドアをあけて入ってくる。厚底の靴を脱いでいても背が高い。それに、
「なに見てんすか?先輩のえっち♡」
「なんだと?見てないし、早くシャワー浴びろ」
腹筋がしっかり割れている。さっきの地雷服のツインテールとは大違いだ。ツインテールもウィッグだったようで、地毛は綺麗なピンク色だった。
湯船に浸かりながら、色々考える。
すると、理緒が湯船に入ろうとしていた。
「あ、狭いよな、俺でるよ」
出ようとすると理緒が手を掴んだ。
「別にいっすよ、入ってて」
湯船に理緒の膝の上(?)に乗る感じで入れられる。これすごく、恥ずかしいんだが、?
意識してしまっているから、なのだろうか
「先輩、顔真っ赤すよ、大丈夫ですか?」
からかうように顔を覗き込む理緒。
「別に…」
俺はそっぽを向く。
「ふーん」
「ひゃっ!」
理緒の手が俺の○首に触れる。コリコリと音が立つ。
「や、やめ、なにしてんだっ」
俺は理緒に抵抗しようとした。
理緒の手は止まらない。止まるどころか激しくなっている。
「や、やめっ」
目を閉じて、反射的に口許を手で隠す。
「んっ」
自分でもなにが起きたかわからない、目がチカチカする。だ、めだ。意識が、。
(理緒視点)
「あ、飛んじゃった、」
俺は先輩を抱っこして、風呂を出る。体を拭いて服を着せる。
先輩を抱っこして寝室へ。
先輩をベッドに下ろしてその横に俺も座る。
「んぅ、り、お、」
きゅっと服の袖を掴まれた。
かわいい
「僕は、ここに居ますから、安心してください」
先輩に毛布を掛けて、頭を撫でる。
この可愛い先輩が俺のバディなのかぁ。
【キャラ紹介】
名前 瀬川理緒
性別 男
年齢 17歳
身長 182cm(ヒール込186cm)
武器 タガーナイフ、毒塗りヘアピン
趣味 女装
過去 小さい頃に親を無くし、親戚のところを転々としているうちに捨てられた。そこかた【師匠】に拾ってもらう、武術を教わる。教わったのは柔道と護身術だったため、ナイフの扱いは独学、自己流。女装は趣味で、他意はない。可愛いものが好きで、白い猫を師匠のもとで飼っていた。その可愛い物好きから先輩が可愛くてしょうがない。