※前回の続きです。
(少しネタバレ含むかもです)
それではどうぞ。
兄貴を呼んでと頼んでから10分以上経つ…
Y「…(また暴走したのか…? )」
その時、兄貴の声が聞こえた
M「千ト!どうしは約束を破ったのですか!」
S「だ、だって…!僕ももう限界だったんだよ!」
Y「…(約束…?破る…?)っ…いてて…(様子…見にいくか…)」
俺は重い体を持ち上げ、二人のいるリビングに向かった。
M「はぁ…千トに心を読まれてしまったなら仕方ない…」
S「め、右手く…?」
M「貴方の記憶を消させてもらいます。 痛みとかはないのでご安心を…」
そういうと、右手くんは僕に近づいてきた、
僕は咄嗟に逃げてしまった。
M「左手、貴方も大体のことは聞いていたでしょう?
千トのこと抑えてください、」
Y「…(そういうことか…)あいよ〜、」
全く、俺は怪我してんのによ〜
そう思いながらも、俺は千トのことを捕まえた。
Y「…千ト…今回は俺守ってやれねぇ…」
絶望の顔をしている千トだったが、兄貴は首うちをし、気絶させた。
M「…手伝ってもらっても?」
Y「…病人にきついことさせんなよ?」
M「ふぅ、これでもう大丈夫ですね。左手、ありがとうございました。」
Y「……あ、あぁ…」
限界がきてたのか、俺はその場で倒れてしまった。
M「左手!」
Y「……わりぃ、俺を寝室まで運んでくれ…」
M「…わかりました、」
ー寝室ー
M「左手…その、昨日はすみませんでした…」
Y「兄貴が気にすることじゃねぇーよ、ま…そのせいでしばらく動けねーがな…」
M「…私、その時の記憶がなくて…」
Y「そうだな、兄貴暴走してたし、」
M「あの…私どんな感じだったんですか…?」
Y「 んー、簡単に言うと、昔の俺に似てたな、」
M「昔…?」
Y「そ、俺と兄貴が8歳の時親父を✖︎しかけた時、」
M「…あぁ、」
Y「兄貴はずっと無表情だったけど、俺はめっちゃ楽しかったぜ〜?」
M「…その時の左手に似ていた…と?」
Y「そ、」
M「…そう、ですか。」
Y「昨日相手したやつが兄貴じゃなかったら存分に痛めつけてやりたかったのにな〜」
M「…とりあえず、私が暴走しそうな時は 私を地下牢に連れてってください、数時間経てば終わってそうですし…」
Y「千トが認めるとは思えないけどな…」
M「今回みたいに犠牲者を出さないためにはこれしかありません、」
Y「…わかったよ、」
M「ありがとうございます、」
Y「というか兄貴、千トの記憶どこまで消したんだ?」
M「今日の記憶のみです、なので、また左手のことを心配するでしょうね」
その時、廊下を走る音が聞こえた。
M「噂をすれば、」
S「右手くん左手くん〜!!」
千トは私たちに勢いよく飛びついてきた。
S「左手くん体調は大丈夫?右手くんはもう頭痛くない…?」
Y「俺はまだ動けそうにねーな…(苦笑)」
M「私はもう大丈夫ですよ、」
S「とにかく二人とも無事で良かったよ〜!!」
M「千トも、昨日はすみませんでした、」
S「ううん…ちょっとびっくりしたけど大丈夫…!無理はしないでね…?」
M「えぇ、肝に銘じます、」
Y「…とりあえず、俺はもう寝る…二人ももう寝ろ、」
S「そうだね…ふわぁ…右手くん一緒にねよ…」
M「いいですよ、」
兄貴は優しく千トに微笑んだ。
いつもの平和な日が続けばいいなと、俺は思った。
ここまで見てくださり、ありがとうございました。
コメントなどをしてくださると嬉しいです。
では、また次の物語でお会いしましょう。
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