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「田山さん、岩本さん、昨日は何をしていましたか? 」
田山は私のことで岩本は和樹のこと。なんで…私…昨日は…何をしていたのだろう…?覚えてないかな…。
「私は友達の相談に乗ったりしていましたよ。和樹は?」
「俺は、愛と同じく、友達といた。で、なすか?」
男の子らしい言い方だ。来年には敬語を使ってほしいけれど、今年は良しとしよう…。なんて、教師かよ…。そんなんだから…私は嫌われてしまうのだろう…。きっと…。
「私も和樹も友達同士で遊んでいたんです。私が、和樹の証言者になれるくらいです。」
「俺も愛の証言者?みたいなものになれる。」
そう私達は言い張った。私と和樹が同じことを言っているのだから信じてくれるのだろう…。
「そうですか…。分かりました。とりあえず、金本さんの話も聞いていてください。」
金本は私が去年嫌いだった、女の子の名だ。なんで、私達が犯人みたいな扱いにされているのだろう…。きっと…ね?
「田山さんと岩本さんがいじめていたんです…。」
はぁ!?どういう意味よ!むかつく!なんか、悲しい声なんかでぶりっ子みたいにしていた。意味がわからない!てか、和樹がそんなことするはずが無い!はぁ…腹立ってきた…。もう、何の話かと思ったら…これかよ…。去年もそうだ。私を散々いじってきて…謝ってきたものの、またやる感じ…そして、ぶりっ子なのが一番腹立つ!もう、腹立ったの久しぶりだ…。
「いじめてなんかないし!金本さんが嘘ついているんです!金本さんは、いついじめて来たのか説明できるんですか!?私と岩本はやっていない!単なる、見間違えじゃないですか!?私、もう行きます!友達と一緒にいたいです!」
私はすべてにはっきり言った。すると、金本はびっくりしていた。きっと、ここまで言われるって思ってもいなかったのだろう…。
「私は昨日の、二十分休み頃、空き教室に呼び出されて、ボコボコにされました。証拠はこれです!」
そう金本は腕をまくった。刃物で切られたような気づき、アオタンがあった…。なに…このキズ…?自分でやったの…?だって…私達はやっていないもの…知らない…。
「知りません。」
「知らない。何こんな傷?」
私と和樹ははっきりと答えた。先生達も驚き…。私はむかつきがたまっていたから結構強めに言った。
「やった、証拠でもあるんですか?あるから、私達来たんですよね?金本さん、私達がやった証拠でも出してみてはいかがでしょうか?なかったのなら詐欺罪に認められますよ?そんな、簡単にバレる嘘なんてついていませんよね?」
私はそういう…なんか…これやってみたかったんだよ〜。探偵的なさ〜。こっちがわ最高に気持ち〜ね〜。金本はどんな反応を見せてるのかって…真剣な顔だ…。おやおや?まだ、私達のことを認められていない感じだ…。はぁ、面倒くさいタイプね〜。最後まで言い張るタイプだ…。すると、和樹は私の肩に両手乗せてくる…。いやいや…恥ずかしいってば…。
「愛の言う通りだと思う。証拠出してよ?」
「あるよ!この、カッター。」
見せてきたのは、血がついていたカッター。昔のカッターぽくてちょっぴり錆びていた。いや、昨日の血で錆びたのかもしれない…。でも…
「なんでなの?」
私が質問する…。和樹は私の質問であることに気づいたのだろうと、「あっ!」と言う顔をしていた。
「愛、そういうことか。」
「ね。わかったでしょ?」
私はそんなに頭は良くないけれど、これくらいはわかるよ。そんなに、馬鹿じゃないもの。
先生達は男子達の事件の方をやっていた。きっと、先生達も気づいているから、私達に任せたのだろう…。きっと…ね?
「なにがわかったのよ?」
金本はすっごく焦っていた。きっと、推理は正解しているのね。
「え?教えてほしいの?金本?」
私が煽りっぽく言った。結構腹を立てていたのだろう…。その顔が面白すぎるな〜。
「え〜だってさ〜、自分で起こした事件何だからわかるでしょ?」
なんて、笑いながら言った。こんなの、初めてしたけれど、私意外と上手い?なんてね。