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俺を信じろ 【完結】

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俺を信じろ 【完結】

2 - 俺を信じろ 後編

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2022年09月22日

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前回のつづきです!!!

注意も同じです!

では、どうぞ!








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きんとき視点

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(スマイルが乗り込む前。)


ポチャン…ポチャン…


規則正しい水滴の滴る音で意識が浮上する。


kn「…ん。」

Br「あ、きんさん起きた?」

kn「ぶるーく。」

「ここ……どこ?」

sh「β国……だと思う。」

「意識失う前に見えた軍服がそうだった。」

kn「β国……って。」

kr「そう。最近いろんなやばめの薬品開発してる国。」

Br「その薬にまんまと寝ちゃったんだよね〜。」


そうだ、俺やきりやんにはないがシャークんやBroooockには、薬の耐性がついている。


2人がすぐに動けなかったんだからかなり強力な薬だったのか。


kn「助けって…今WT国、なかむとスマイルしかいないじゃん。」

kr「そうじゃん。どうすんの?俺らが自力で脱出しないとやばい?」

sh「なかむ来たらどうしよ…。」

kn「うわ…。どうしよ、来そう……。」


珍しくシャークんが顔を青ざめ、きりやんは悔しさからか舌打ちをする。


そんな中焦らないものが1人。


kn「ぶるーくは焦らないの?」

Br「ん〜?焦らないよ?」

「だって“助けに来るんだから。”」


確信したようにBroooockは、そう言い放った。


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スマイル視点

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勝気なようにほほえみを浮かべる。

唖然とした様子の兵士を見て即発砲。


次々と真っ赤な大輪の花を咲かせる。


慌てたように銃弾が飛んでくるも、トンと軽く床を蹴って回避する。


そのまま前に跳躍し、眉間に風穴を開ける。


そのとき、俊敏な動きで懐に入ってきたβ国の兵士が、俺の首目掛けてナイフを振るう。




咄嗟に銃を手放し、バク宙をしながら足を振り上げ、そのまま顎に命中させる。


そのまま連続でバク転をして、1度距離をとる。


ふーっと、つめていた息を細く吐き出し視界をクリアにする。


mb兵士1「もうあいつは武器がない!かかれーっ!」

mb兵士2「おらあっ!!」


複数人こちらに走ってくる。

スーツの内ポケットにナイフを忍ばしているがナイフは得意ではない。


スっと腰を落とし半身で構える。


真っ直ぐ突き出されるナイフを流れるようにさばき、がら空きの腹に回し蹴りを放つ。

そのまま反対の足で後ろ回し蹴りで残りの兵士を牽制する。


一息で距離を詰めナイフと自身の身体で息の根を止める。


返り血で汚れるのを嫌う、いつもの紫の彼ではない。


頭から返り血をかぶり、高級そうなダークグレーのスーツを赤黒くする。


いつもより少しばかり口角をあげる彼だか不気味に揺れる紫の瞳は冷たく鋭利な光をたたえていた。


sm「大事な仲間をとられたんだ。」

「こんだけしないとだめだよな。」


冷たい瞳で真っ直ぐ前を見つめた。




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きんとき視点

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しばらく無言の時間が続いていた。


シャークんは自身の手を拘束する枷をはずそうと必死で、きりやんは眉間に深いしわをよせ、厳しい顔をする。

Broooockはいつもと変わらないゆるゆるとした顔で宙を見つめる。


城に残っているであろう2人に申し訳なくなって目を伏せたとき


急に部屋の扉が開く。


バッと俺を含め3人がその先を見つめると、そこから丸々と太った1人の男が出てくる。


β国総統「やあやあ、WT国幹部ら諸君!」

「β国へようそこ!」

kr「招かれた覚えはねぇんだけど?」

β国総統「まあまあ、ところで君たちはβ国の幹部になれ。」

sh「断る。」


間髪入れずにそう言いきったシャークんは男を鋭く睨む。


β国総統「君たちは一人一人素晴らしい技術を持っている。」

「シャークん殿は純粋な戦闘力。」

「きりやん殿は全てが完璧にできる対応力。」

「Broooock殿は寸分の狂いのない弓矢の技術力。」

「きんとき殿は最高峰の医療技術。」

「戦闘力のない情報隊長や、へらへら笑っているだけの総統よりもこちらのほうがいい!!」


ニヤアッと気持ち悪い顔で笑う。


俺が反論しようと口を開けようとしたとき、終始黙りこくっていた彼が口を開く。


Br「ならないよ。」

「それにスマイルや、なかむのこと全然分かってねえじゃん。」


人が変わったように低く響くBroooockの声。


β国総統「ならないと拷問して言うまで苦しめてやる!」

Br「ふーん。別にいいけど。俺は一生言わないね。それ。」

「それにてめぇのようなクソ国に忠誠を誓うんだったら自害するし。」



いつも「僕」と言っているが今は「俺」と言い、ふわふわする雰囲気ではなく、肌に突き刺すような殺気を放つ赤色の彼。



β国総統「‎〜〜〜〜〜ッ!お前は要らん!」

「今すぐ殺してやるッ!」


ガチャと音を立ててBroooockに銃口を向ける。


kn「ぶるーくっ!」


銃口を向けられている時でも、彼の瞳は輝きを失わない。


Br「俺死なないけど、君死ぬよ?」


薄い笑みを浮かべてそう言った。


β国総統「死ね━━━━━━━━っ!」


ぎちぎちと、丸い指が銃のトリガーを引く。

思わずシャークんもきりやんも俺も目をつぶる。



そして━━━━━━━━━━━━━━━



パァン!


乾いた銃声が響き渡った。















β国総統「っぁぁぁぁあ”あ”あ”あ”!」


汚く叫び声をあげたのはβ国の総統。

バッと目を開くと、




手のひらの真ん中からドクドクと血を流して地面をのたうち回る男。


先程のような冷たい雰囲気ではなく、いつも通りのふわふわする雰囲気を持つ傷ひとつ無いBroooock。





それに━━━━━━━━━━━━━━━









sm「悪い。遅くなった。」


紫の瞳を持つ男━━━━━━━━━━。

スマイルが立っていた。




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スマイル視点

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次々と出てくる一般兵を蹴散らせながら無駄に広い廊下を走り抜ける。


sm「チッ 銃弾残り1発か……。」


かなりの量を敵兵に撃ち込んだため、数はかなり少ないが比例して兵士の量も少なくなった。


そう考えて床を蹴る力を強めた。









sm「…ビンゴ。」


誰もいない総統室の一角に開かれた地下への階段。

躊躇せずに足を踏み入れる。

扉に近付いていくと……。


kn「ぶるーくっ!!」


きんときの焦った声が聞こえて足をはやめる。

バンッ!と扉を開け放つと太った男がBroooockに銃口を向けていた。


sm「━━━━━━━━━━━ッ!」


音にならない声を叫びながら、愛用の銃のトリガーを引きしぼる。


パァン!


男の手から真っ赤な鮮血が噴き出すのを確認して息をつく。


sm「悪い。待たせた。」



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きんとき視点

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いつもキチッとしている彼のスーツが赤黒く染まり、綺麗か茶髪からも血が滴り落ちる。

そんな彼を見てBroooock以外の3人は息をのむ。


β国総統「お前っ!おまえ━━━━━━っ!」

「この私にッ!きずをッッ!」

「殺すッ!殺してやるッッ!」


β国総統は小型ナイフを逆手に持ちスマイルへと突き刺す。

しかし、スマイルは手に何も持っていない。

その距離じゃ回避できない━━━━━━━━━!


sm「舐めんなよ。」


低く響いたスマイルの声。

素早くさばき、まるまると太った体に蹴りを入れ吹っ飛ばす。


開いた距離を一息で詰め首にナイフを当てる。


β国総統「ひっ……!」


情けない声をだすβ国の総統。


sm「俺の大事な仲間に何をした?」


淡々と言葉を紡ぐ彼の声音は冷たく、無機質だった。


β国総統「わっ、我が国についたほうが金も手に入るしっ!なんでもできるだろうっ!?」

「おまえもっ!我が国に迎え入れる!」

「これで許せっ!」

「あんなへらへらしている若い男よりもこちらのほうがいいだろうっ!?」





一瞬の沈黙。






sm「ふざけるな。」


β国総統「は?」


sm「別に俺のことはなんだって言って構わない。」

「でも……なかむのことを悪くいうな!」

「あいつは…!人一倍努力して…!誰もが幸せになる国を作っている。」

「そんな彼に、俺は!俺らはついていく!」



あんなに激怒する彼は初めて見た。

しかも、俺らやなかむのために。


なんだ。こんなに俺たちのことを想っていたのか。


sm「俺たちの絆は簡単に壊れない。」

「よく覚えておけ。」



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スマイル視点

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言いたかった言葉を吐き捨て、無造作に首を落とす。


張り詰めていた緊張がぷつんと切れる。


ゆっくりと4人の元へと近づき、拘束を解く。


sm「無事か?」

kn「うん。何もされてない。」

sh「…ありがと。」

kr「てかお前!戦えたのかよ!?」

「初めて知ったわ!」

sh「それな。スマイル!今度手合わせしよーな!」

sm「うぇあ…俺戦うの好きじゃないんだけど…。」

kn「ほらほら帰るよー!」

kr「おとんとき…ww」

kn「きりやーん?なんか言ったー?(*^^*)」

sh「www」


3人が騒ぎ出したのを確認して、そっと話しかける。


sm「ぶるーく。」

Br「んー?なぁに、スマさん?」

sm「なんでアイツ煽ったんだ?」

Br「…スマさんとなかむのこと悪く言われるの嫌だったし?」

「あと…スマさんが来てるの分かってたから。」

sm「…そうか。」




少しあついかおをそっぽに向けた。





Na「みんなーっ!」


城を出ると一直線に走りよってくるNakamu。


sm「なかむ!?WT国にいろっていっただろ!」

Na「信じてたけど!!心配で…!」


すでに大きな空色の瞳に大粒の涙をたたえ、じっと見つめてくる。


sm「うぐ…ッ」

kr「あー!スマイルがなかむ泣かした〜ww」

sh「ww」

sm「うっせ!」

kn「あーあーwほらなかむ、みんな生きてるってw目擦らないの。」

Na「きんときぃ…グスッ」


しばらくその場で騒いでいると


Br「ねね!あそこいこ!時間もいい感じたし!」


あそこ…?と首を捻っていると、俺とNakamu以外はピンときたようで


sh「いいな!行こーぜ!」

kr「いこいこ!」

kn「ほらなかむ、こっちきて。」

Na「えぇ…?」


ポカンとした顔のNakamuを優しく手を引くきんとき。


Br「ほら!スマさんも!」

sm「…ああ。」














Na「わああっ!」

sm「……!」


彼らに連れてこられたのは、森の中にある小さな野原。


上には満天の星空。


Br「ここ皆で来たかったんだよねー!」

sh「俺ら昼に来たけどなw」

kn「もうっ!余計なこといわないの!」

kr「ww」


星空を見上げて立ち尽くす俺に隣から声がかかる。


Na「スマイル。」

sm「…なんだ?」

Na「ありがとう。信じる大切さを改めて教えてくれて。」

「間違った選択をするところだった。」

sm「…お前が、間違った選択をする前に正しい道へと導く。」

「それが俺らだろ。」

Na「そうだね。」



ふたりで星空を見上げる。



Na「この6人で良かった。」

sm「…そうだな。」



星空には紫と水色に光る星が瞬いた。









_𝐞𝐧𝐝_







なぁぁぁぁ!!!

なんか…師弟組じゃない…!!((お前の実力不足だろ。


すみません。スマブラ組になりそうですね…( ´・ω・`)

もっとがんばります!


ところでぶるさんとスマさんがこんなに距離近くしたかと言うと…、こう、なんというか下手なんですけど幼なじみっていうか、小さい頃からずっといる…みたいな感じを出したかったんですけど…。


案外近くなりすぎましたスンッ( ˙꒳​˙ )


まあ、主がスマブラ組推しということもあるんだけど…(>︿<。)


!!!( ゚д゚)ハッ!!!!

あとがきが長い!!

締めます!


ここまでご覧頂きありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

駄作ですが、ハート・コメントして頂くと凄く嬉しいです。

おっっっっそいですが、リクエスト・物語の後日談等もコメントして頂くと書きます。




ここまで見てくれた貴方に最大の感謝を。

ではまた次のお話で。

この作品はいかがでしたか?

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