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世羅 鈴🎨🎤
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皆様方々、ごきげんよう本日の物語は前回の続き、鳳仙くんと主が
出会って数年の話だ。今では聞けないような
初々しい話になる予定だと、私は思っている。
どうか諸君達には保護者目線で見守って頂きたい。おや?時間だ。「日常4」はじまりはじまり
どうも!皆さん鳳仙です!
昔の主は本ッ当に大変でした。
乙女心?恋心?お色気?オシャレ?通じません
全て強さと引き換え捨てたような人だったからです。いやぁ、我ながら頑張ったと今になって
しみじみと思い入れが深くなっています。
でもでも主ってトラブルに巻き込まれやすい
みたいなんですよね。
今回はそんなお話の1ページです。
ではでは、行ってらっしゃいです!!
アジトでは鳳仙が水族館に行きたいと主に伝え
数日が経っている。
鳳仙は長く、ずっとソワソワしていた
毎秒毎時間、時計を眺め
自室では貧乏揺すりをし、依頼中も依頼者から
女の子同士だからと恋バナを持ち出され動揺し
帰宅路地では喜びの余り些細な石や段に躓く
年相応の女性だった。
待ちに待った予定の朝だ。
雪がチラチラと降り街を見れば
ライトアップの為、灯りやイルミネーションが飾られている事が分かる。
朝にも関わらず恋人や夫婦、家族連れと
世間は連休だということを知らしめている。
鳳仙の朝早かった、まだファミリーは誰も
起きていない。服で悩み、化粧をし、悦に浸り
口角が顎外れるかってくらいには上がっていた。
今回は鳳仙が早かったが、本来は竜胆が1番
早起きだ。ずしりずしりと階段を踏む足音が響いている。
竜胆
「鳳仙、、早いな、おはよう」
鳳仙
「あっ!竜胆さん、おはようございます
今日ですよ!今日!」
竜胆
「ようやくだな、分かるぞ
俺も前の場所を抜けて旅に出たからな
そん時に出会った女性に一目惚れした。それが今のお嫁さんだ、鳳仙。俺も鴉も応援しているぞ」
鳳仙
「へ?え、、えーーーーーーーーー!!
竜胆さん、奥さん居たんですか?!初耳なんですけど?」
竜胆
「あぁ、まあな
だから、決まった日に家に帰っている
連絡も朝昼晩の3回は必ずいれている、、」
鳳仙
「指輪とかは?」
竜胆
「指輪は依頼中に紛失防止の為
家に置いている。こんな俺を受け入れてくれる人だ。、、、、愛してる」
鳳仙
「かっこいいですよ!竜胆さん
なんだ強面のつよつよおじさんじゃなかったのか〜」
鳳仙の冗談は時に空気を読まないが棘がない
竜胆の照れ隠しの為の発言だと汲んだみたいだ
竜胆
「ふん、、朝飯を作るから終わってない
用事を済ませてきなさい。時間は有限だ」
なんだかんだ、ファミリーは集結し
お互い顔合わせになるように座り
朝ご飯を食べる、これがアジトの日常だ。皆
過去を背負っている。それを感じさせない
温もりがアジトにはあった。微かな灯だけでも充分満たされている。
特に今日は鳳仙が心身共に成長を感じた。
鴉
「行っちゃいましたね、竜胆さん」
竜胆
「そうだな。俺は主も鳳仙も本当の意味でも
幸せになって欲しいと思ってる」
鴉
「え〜、俺は?」
竜胆
「当たり前に思っている。言わすな」
鴉
「まぁ、ッスよね、、主はぼんやりしか聞いてないですけど、2人とも過去が過去なんで
俺が恥ずかしいじゃないですか、、、、」
竜胆
「皆、様々だ。案ずる必要はない。
鴉と出会えた最高の結果だ、、、2度は言わない」
鴉はへいへいと相打ちをうち、自室に戻った
一方、鳳仙と主は水族館に着いたようだ
鳳仙
「ここ、ずっと来たかったんですよ」
主
「私も嬉しいよ。ありがとうね
楽しい一日にしよう!楽しみだ、、、」
鳳仙は嬉しかった。好きな人と同じ場所
同じ時間、2人きりと念願の夢を叶えたと
言っても過言では無かった。良かったね。
最初は多数の海水魚を見て周った
主
「あの魚、美味しそ〜」
あははと、鳳仙は苦笑いしては誘導し
また笑い、話、充実していた。
満足して終わるはずもなく、やはり災難が起きた。
ドワーフの男性が硝子を叩き割ってる
ドワーフ
「魚は生きてるぞーーーーー」
ガンガンガンガンと強い音が響き
皆、混乱の眼差しと冷めた眼差しと野次馬と蔓延っていた。
鳳仙
「、、、、主」
鳳仙は
ムードを壊したくない。純粋に引いている感情が混ざり、主の腕を無意識に掴んでいた。
主
「飼育員は、、皆に揉まれているな
私に任せて、、、、マインドコントロールを
しようかな。」
主
「きみ!少し「対話」しようよ」
ドワーフ
「あ?!舐めてんのか?こいつらは可哀想だ
狭い空間に閉じ込められてよぉ、、お前達には
聞こえないから平和な考えだよなぁぁぁああ」
ドワーフの男性の焦点が合わない。
主
「ふむ、そうか」
ドワーフ
「そうかって澄ました顔で喋るなよ
お”ま”え”たちはぁあ、いいよな!!
命を粗末に扱えてぇえ、俺には到底出来ない
命をなんだと思っているんだよぉお」
ドワーフの男性は力を強め硝子を叩く
ただひたすら怒気と狂気を孕(はら)み瞳孔(どうこう)がカッと開いた。
主
「わかった、命に付いてだよね
いいよ、私の中の価値観だけどはなしをしよう」
ドワーフ
「だまれ!この世は弱肉強食なんだよ!!!
お前、、うざい、、消えろ!目障りなんだよ!」
ドワーフは主を目掛け殴りを入れようと突っ込んだ、相手は主だ敵うはずあるまいと
知らしめた。
無力化成功
ドワーフ
「もうやめでぇ、、参りました」
主
「よろしい、さて命についてだね」
主は淡々と語り始めた
主
「弱肉強食と君は言ったよね?その通りだと
私は思う。弱肉強食、食物連鎖、生命活動
全ては「狩りの上で」成り立つ話だと思っている」
ドワーフ
「………」
主
「昔から人間は集団で狩りをした。徐々に徐々にと時間と歴史が紡いだ。その事により
「知恵」を得た。動植物を育て、実らせ
如何にして自身や家族、子孫に繋ぐかの
感謝の結晶だ。君は今「水族館の魚」に対しての怒りなのか、はたまた「命の対等さ」の話をしているのか、どっちかな?」
ドワーフ
「黙れ!黙れ!黙れ!命でいいよ
くそったれめが!!!!!」
ドワーフの男性はやけくそだ。
怒りにより沸点が最高潮に達した並が引いたのだろう。
主
「なら、命の対等ってなんだい?
人間に対して命の対等を求めるのであれば
野生動物は?小さい大きいの差はあるけど
同じ心臓があるよね?それって対等ではないのかい?」
主
「動物が動物を狩るように、人間も動物を狩る。当たり前の摂理があり、生きるための必要な行動だ。肉を喰らい野菜を喰らい米を喰らう、、、生きる為だ
動物も然り、弱肉強食が当たり前。
弱気命が可哀想?声が聞こえる?
弱気はな、弱気なりに工夫をしてるのだよ
時間はかかるが進化する。なら君の方が
理解していないように感じるよ
あくまでも私の考えだがね」
ドワーフ
「ならどう結論ずけんだよ!!」
主
「結論か、、私は結論は持ち合わせていない
私には答えが出せないよ」
ドワーフ
「は?」
主
「私には分かる事がある。私は今日も食べる
肉も野菜も魚も食べる、生きたいからだ」
ドワーフ
「だったら結局奪ってんじゃねえかよ!!」
主
「そうだね。だから尚更思う、食べる時は
「いただきます」食べ終わったら
「ご馳走様でした」と言う。
命を奪わなく生きれるなら
それが最善の選択なのかも知れない。
けど、私はそのような生き方を知らない
だから私は奪った命を当たり前にしない」
ドワーフ
「…….」
主
「美味しく仕上げるだけでなく、食材を無駄にしない。好き嫌いをしない。皆出来る事が
あるはずだ、だから全てにおいて感謝なんだよ。今日も生きれる、有り難い事だと私は思っているよ。」
ドワーフ
「……..
そうか、、悪かった硝子は弁償します
きちんと行くべき場所に行きます
申し訳ありませんでした。」
ドワーフの男性が去った後、沈黙と拍手が混じっていたが、主と鳳仙は飼育員に
勝手な言動を謝罪し水族館を一通り巡り
外に出た。
鳳仙
「…..主」
主
「なんだい?」
鳳仙
「今日はありがとうございました
主、、、、やっぱりカッコイイですね
きちんと伝える。怖くないんですか?」
主
「さっきもさ言ったけど、私の価値観でしか
言ってないんだよ、、特に命とかってさ
これが絶対っていうルールがないでしょ?
だから、ドワーフの男性の言いたい事も
一理あると私は思ってるよ。」
鳳仙
「主?今日、楽しかったですか?
私が誘わなかったら巻き込まれなかったんですよ?」
主
「最高に楽しかったぞ!
鳳仙と初めて2人で出かけれた。
色々あった、水族館も面白かったし
私は今日を忘れないと思う
鳳仙!誘ってくれてありがとう!!
近くのカフェに寄って一息付いて帰ろうか」
鳳仙
「はい!!!」
さて、本日はこれにて物語を締めさせて頂くよ
どうだったかな?
今回は鳳仙くんの第1歩と命がテーマになって
いただろうと思う。
諸君達には鳳仙くんを応援し見守ってて欲しい
素直で明るく猪突猛進型の彼女だからもしかしたら。、、、明るい結末かあるのかも知れない
おや?時間だね
次回は「槐の狂気」
諸君達に小さな幸せがありますように、、
幸あれ
コメント
1件
鳳仙のデート前のソワソワ感が可愛すぎて癒されました!「竜胆さんに奥さんいたんだ!」ってツッコミ入れたくなる衝撃も含めて、アジトのほっこり日常が素敵です。水族館で命の話を真摯に語る主さん、かっこよかった…。ドワーフを無力化した後の真剣な対話、ちゃんと納得させるところが流石です。鳳仙の第一歩、温かく見守りたいですね!次回も楽しみにしてます!