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5 - 第5話 俺じゃダメですか?(牛キヨ)

♥

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2022年03月12日

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キヨの家で遊ぶ約束をしていた

内心ウキウキが止まらなかった



のだが、、、



家の前につきインターフォンを鳴らすが

いつまでたっても出てこない





家にいるはずなのになぜ?




もう一度インターフォンを押してみたが

返答がないものは試しとドアノブに手をかけ

引くとなんの抵抗もなく扉は開いた



u:お邪魔しまーす



扉の隙間から小声で言うと

そっと中に入り扉を閉めた



薄暗い廊下の床はひんやりしていた

リビングがあるのは突き当たり

その扉の前で立ち止まり



u:キヨ?いる?



一応声をかけて扉をゆっくりと開けた

するとそこには机に突っ伏している

彼がいた



カチッ

電気をつける



u:どした?



机に突っ伏したまま顔だけ

声の方に向けて一言小さくつぶやく



k:、、、フラれた


u:フラれた?誰に?



隣に座る



k:うん、、、レトさん



目が充血している



u:レ、レトルト?


『レトさん』と言う言葉

心臓が掴まれた様な衝撃が走った

まさか、キヨが告白するなんて、、、



k:、、、うっしー?



潤んだ瞳でこちらを見上げる



u:、、、辛かったな


k:うっしー



ギュッと抱きついてくるので

頭をぽんぽんと軽くたたく

しばらく頭を撫でながら

落ち着くのを待つ



u:、、、俺じゃダメ?



弱っているところにつけ込む

我ながら最低だと思う

気づくと言葉が出ていた



k:、、、へ?



目を丸くしてこちらを見上げる



u:あ、いや、、キヨが

次に好きな人ができるまで

俺じゃダメかな〜って



わざとおどけて言ってみた



k:なんで?


u:え?なんで?


k:なんでそんな事言うの?



こちらを見て



u:俺はキヨのこと好きだから一緒に居たい


k:、、、いいの?

めっちゃ未練タラタラなこんな俺で

うっしーのこと好きになるかわかんないよ?


u:うん、いいよ

だから一緒にいてくれる?



『他に好きな人が出来たら別れてもいい』

そう言いかけ言葉を飲み込んだ



k:俺と付き合ったこと後悔しても

知らないからな!


顔を逸らしているが少し耳が赤くなっている


u:大丈夫、後悔なんてしない


END



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