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キヨの家で遊ぶ約束をしていた
内心ウキウキが止まらなかった
のだが、、、
家の前につきインターフォンを鳴らすが
いつまでたっても出てこない
家にいるはずなのになぜ?
もう一度インターフォンを押してみたが
返答がないものは試しとドアノブに手をかけ
引くとなんの抵抗もなく扉は開いた
u:お邪魔しまーす
扉の隙間から小声で言うと
そっと中に入り扉を閉めた
薄暗い廊下の床はひんやりしていた
リビングがあるのは突き当たり
その扉の前で立ち止まり
u:キヨ?いる?
一応声をかけて扉をゆっくりと開けた
するとそこには机に突っ伏している
彼がいた
カチッ
電気をつける
u:どした?
机に突っ伏したまま顔だけ
声の方に向けて一言小さくつぶやく
k:、、、フラれた
u:フラれた?誰に?
隣に座る
k:うん、、、レトさん
目が充血している
u:レ、レトルト?
『レトさん』と言う言葉
心臓が掴まれた様な衝撃が走った
まさか、キヨが告白するなんて、、、
k:、、、うっしー?
潤んだ瞳でこちらを見上げる
u:、、、辛かったな
k:うっしー
ギュッと抱きついてくるので
頭をぽんぽんと軽くたたく
しばらく頭を撫でながら
落ち着くのを待つ
u:、、、俺じゃダメ?
弱っているところにつけ込む
我ながら最低だと思う
気づくと言葉が出ていた
k:、、、へ?
目を丸くしてこちらを見上げる
u:あ、いや、、キヨが
次に好きな人ができるまで
俺じゃダメかな〜って
わざとおどけて言ってみた
k:なんで?
u:え?なんで?
k:なんでそんな事言うの?
こちらを見て
u:俺はキヨのこと好きだから一緒に居たい
k:、、、いいの?
めっちゃ未練タラタラなこんな俺で
うっしーのこと好きになるかわかんないよ?
u:うん、いいよ
だから一緒にいてくれる?
『他に好きな人が出来たら別れてもいい』
そう言いかけ言葉を飲み込んだ
k:俺と付き合ったこと後悔しても
知らないからな!
顔を逸らしているが少し耳が赤くなっている
u:大丈夫、後悔なんてしない
END