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中学生の課外活動は17時まで。
今の時間は16時ちょっと過ぎ。
だからまだ2人とも、部屋にいるだろう。
栗原さんは校内をすいすい歩いて行く。
まだ僕は完全に把握しきっていないので、ついて行くだけだ。
「それにしても、こういう事は完璧に覚えているんだな」
「暗記は得意なんです。丸暗記で済むことなら何とか」
前も似たような返答を聞いたな。
そんな事を思いながら、理化学実験準備室を目指す。
部屋の扉をノック。
「どうぞ」
草津先生の声で扉を開けて中へ。
中は3人。
机に草津先生。
長椅子に川俣先輩。
そしてソファーに、昨日はいなかった女子生徒。
女子としてはやや高めの身長。黒い長髪。 面長系だが目は大きい。
全体としては美人と言ってもいいと思う。
バッチを見ると1年だ。
クラス内で見た憶えはないので、B組の生徒だろうか。
「これで同好会、成立なのでしょうか」
その女子生徒がそんな事を言った。
「まあ待て。この2人は昨日もお馴染みなんだ」
寝たまま川俣先輩がそんな事を言う。
そして。
「今日は何のご用でしょうか」
そう草津先生が僕らに尋ねた。
「課外活動選択前の調査です。ここの活動の内容と、あとどれくらい費用がかかるか、お聞きしたいと思いまして」
「了解」
ふらーっと先輩が起き上がった。
そのまま、ふらふらーっという感じで歩いて行く。
そして先生の机の横から何やら持ってきた。
よく見るとノートパソコンだ。
「栗原さん、パソコンは平気?」
念の為に聞いてみる。
「パソコンは大丈夫です。そういう物だと思っていますから」
僕には栗原さんの基準がよくわからない。