えーと今回の回から比較的に物語が進みます
なので能力やら組織やら色々情報量が多いです
それと宗教ぽいです
それでも良ければ読んで行って下さい!
前回のあらしずだお☆
アバズレ呼びされたピンク髪の女が狐鳴を怒鳴って終わったよ
「で何で知らないわけ?」
ピンク髪の女が正座している狐鳴の前で腕組みをしている
主人方は我ながらに思った
コイツやべぇ
と、本当にキレたらやばそうな人である
『…あのー,』
「?」
『帰って…良いですか?』
「…出口分かる?」
『…分かりません』
「あーーーー、マジか」
『?』
「兎に角、案内するからついて来て」
「イィネ無視されて『分かりました』」
「そういえば君さぁ何でナイフ持ってんのよ?」
『…あっ」
完全に忘れてた
『護身用です』
「何で???」
『えーと,寝てる間に襲われるからです』
「…何で??」
『私、マフィアに恨まれてるんです』
「ん…?どうやったらそうなるのよ…」
『…手違いで人脈の厚いマフィアのボスを殺してしまったので…』
「ちょっと待って…一応聞くけど前の職業は?」
ピンク髪の女が問いかける
『…主に豚の解体をして居ました』
『ただたまにマフィアと関わる方があって、』
「一応聞くけど何処のボスを殺ったの?」
女が青ざめている
『東の黒河組を…』
「よりによってアソコ!?」
女の顔が更に青くなった
『?…さっきからどうしたんですか?』
「…私達の仲間に居るの、元々そこの所属だった人が」
『…あ』
「たまーに愚痴言われるんだけど殆ど君に対して何だよ」
マジかー居たかーマジですかー
『…襲って来たら返り討ちにしても…』
「あー、難しいかも」
『?』
「君はさ…ココの人間じゃないでしょ?」
それと何が関係あるんだ?
「今から言う事は他言無用ね、分かった?」
『はい』
「…OK,それじゃあ最初にココの事に付いて話すね」
闇使い
それは邪悪なモノとされ蔑まれて来た…がある日を境に悪意を持った悪魔が地球に舞い降りた
それらは大砲、銃、刃物、全てを弾き返した
奴らを倒す方法はただ二つ
一つ 光使い
二つ 闇使い
そして悪魔は光、闇、使いによって倒されて行った
が偏見とイメージ、それらは彼ら、闇使いにとって強敵だった
倒しても感謝すらされず何故もっと早く来なかったか罵倒され
光使いは
倒したら感謝され報酬もありとても親しまれて来た
この違いからこの二つの者達は違う道を歩んだ
そしてどちらとも組織を立てた
闇使いは名は無いものの人数が多く強い者も多い
光使いは二つの場所に分かれており一つ神光教二つ、彼らを教育する聖光学校,戦力は闇使いの方が上を回っており.それは世間の恨みによる者である
そしてこの二つの組織は対立しやがて倒す敵が違うようになった
闇使い達は悪魔、死神
光使い達は堕天使、悪意ある神
『なぁ一つ質問良いか?』
「?」
『人数が多いなら何故世間は知らないんだ?』
「あぁ、それは国が意図的に隠してるから」
『へぇ…』
そして彼らは必ず過去があり、本人がどう向かうかで光使い、闇使いになるかが決まる
それは相手の決意である
邪悪な感情だとそれらの力が生まれ
神聖な感情だとそれらの力が生まれ
どちらも決意が強ければ強いほど強くなる
「まぁ大体こんな感じなんだけどね、全員が全員、力を持つ事は無いんだ」
『どうしてだ?』
「邪悪な感情にはそう言うのが寄って来るの」
『…?』
「簡単に言えば死神とかそう言うのかな?」
「光使いも同じような感じだね」
『へぇ』
「それらが人間に取り憑いて力を授けるの」
『死神は敵じゃないのか?』
「個体によっては味方になるのよ」
『そうなのか』
「まぁでもそんなこんなで警戒心高いからココの人達は敵だと思ったら殺しにかかってくるよ、例え、向こうが先に襲って来たとしても」
『…』
「やり返せば君が死ぬ事になる、だから早く外に出た方が良いんだよね」
「二つの組織…」
「昔は二つ共仲は良かったんだよね」
『どれくらい前の話だそれ』
仲が良い?話を聞く限り仲は険悪な気がするんだが…
「ザッと50年前くらい?」
『割と最近じゃねぇか』
「そうかなぁ…まぁそっか」
そういえば何故部外者の私にこんな事教えるんだ?
「だって君が力を持ってるからだもん」
『…』
『今私の心読んだ?』
「そう言う顔してたからだよ」
と軽く笑う
前を見ると目の前に扉がある、恐らく出口だろう
視線を戻すと真顔になって居た
「ねぇ君」
「私達の所に来ない?」
その目は真っ黒でゾッとした
『…まぁ志”は”同じだな』
「どういう事…?」
『私は人間が嫌いだ,滅びた方が良いと思っている』
「なら」
『ただ信頼して居ない場所に入るつもりはない』
それはそう
「!」
『他人の家に入らないのと同じだ』
「…」
でも
『まぁ私は面白そうだから入るが』
「「はい?」」
狐鳴と麗奈が言う
『だってこんなに面白そうな事,中々ねぇじゃねえか』
面白そうなのだ,こんなの漫画とかしか見た事の無い展開だぞ!
私は今、とてつもなくワクワクしている
「狐鳴」
「なぁに」
「この人全く恐怖心とか無いんだけど」
「…」
「まぁ…うん,強い事は間違い無いよ,フィジカルもあの子より上だし」
「……そうだね」