テラーノベル
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次の日から、ただのメンバー同士に戻った2人は…
仕事以外では、あまり会話をしなくなった
「翔太、阿部ちゃんと喧嘩した?」
今まで仲良く喋っていた2人が、急に話さなくなると
気になるメンバーもいる様で…
「そんな事ないから大丈夫。心配してくれて、ありがとう」
深澤に笑顔でそう言うと、安心した顔で自分の席に戻って行った…
「………」
スマホでLINEを開き、阿部との会話を読み返す…
自分が別れを切り出したメッセージの後、阿部からの返信がまだ来ていない…
『もしかしたら、本当に迷惑だったのかも知れないな…』
今の現状が指し示すもの…
律儀な阿部が返信しないという事実が、その答えを教えてくれた
『最後まで、俺は駄目だったな…』
やっと、優しい阿部の気持ちを知って…
言い出せずに苦しませていたのだと、渡辺は今更…気が付いた
「なぁ…本当に阿部ちゃんって、今付き合ってる人居ないのかな…?」
「それは分からんけど、告白するのは自由やろ…」
自販機で飲み物を買っていると、向井と佐久間の会話が聞こえて来た
「阿部ちゃん、OKしてくれるかなぁ?」
「さっくん、ずっと阿部ちゃんに事…狙ってたからなぁ。ようやく告白する気になったんやね…」
「だってさぁ…告白って、緊張するし苦手なんだよ…。だけど、最近の阿部ちゃん…何処かしら儚げで…。俺が、守ってあげたくなると言うか…抱き締めてあげたいと言うか…///」
「はいはい。今からそんなに興奮してどうするんや…。とりあえずは、告白をOKしてもらわんとな…」
「………」
渡辺は、2人の会話を聞きながら…ずっとそこに立ち尽くして居た
『阿部ちゃんには、佐久間みたいな優しくて頼り甲斐のある奴の方が良いのかも知れない…』
やはり自分では不釣り合いだと確信し…
ようやく、そこから歩き出す
「………」
この後、佐久間が告白して…
上手くいって、メンバー間で公表したら
笑顔で2人に向かって【おめでとう】と言える自信が、今の俺にはまだ無かった…
コメント
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朝からおその★さんの大量投稿が嬉しすぎる🥹🥹クリスマスプレゼントありがとうございます!!!