shp side
ピーンポーンパーンポーン
『1年○組、ショッピさん、チーノさん。1年□組、クソモブさん、モブさん。至急2階会議室までお越しください』
コネシマさん達に打ち明けてから約2週間。
いじめは未だになくなってはいないが、心はとても軽くなっていた。
授業が終わり、部屋に帰れば即座にコネシマさんが俺の頭をわしゃわしゃと撫でてくる。
鬱さんは「今日もよう頑張ったなぁ〜」と褒めてくれる。
時々シャオロンさんやゾムさん達がわざわざ部屋に来て、一緒に遊んたりしてくれる。
今までなかったものが、最近になってなくなってきて、とても楽しい。
少しづつだが、笑えるようにもなったと思う。
ci「ショッピく〜ん…行くか〜」
ある日の昼休み、放送が流れ、俺たちは指定の場所まで行くこととなった。
クソモブさん達も呼ばれているあたり、いじめに関しての事だろう。
正直怖いけど…..
ci「大丈夫やで、俺がおるから」
チーノはそう言って俺の手を握る。
チーノがそばにいるから大丈夫。安心できる。
ci「失礼します!チーノです!!」
shp「ショッピです…」
そう言いながら扉を開けると、そこにはコネシマさん、トントンさん、グルッペンさん、ぺいんと先生、しにがみさんの5人がいた。
ci「え、し、しにがみさん!?どこにいたの!?」
そう、しにがみさんは俺が助けを求めた次の日から忽然と姿を消していた。
sn-「まぁまぁ!!これからネタばらしね?するんで!!」
ニコニコと喋るしにがみさん。
コンコン
クソモブ「失礼します♡♡」
そう言いながら入ってくるクソモブ、それに続き入ってくるモブ。
その時、クソモブは俺の方を睨んだ。
shp「っ……」
思わず目を逸らしてしまう。
呼ばれた全員が集まったところでグルッペンさんが口を開いた。
gr「今日、集まってもらったのは他でもない。お前たちは心当たりあるのではないか?」
いつもよりも低音な声でクソモブ達を見る。
クソモブ「いえ〜…私、何もしてないのに、呼び出されて…ほんとに心当たりありません♡」
ci「ぅぇ…」
…チーノ、聞こえとるで…
クソモブのその返答にグルッペンさんはもう一度問う。
gr「本当に心当たりないのだな?」
クソモブは頷いた。
グルッペンさんは1度俺らを見渡し、最後にしにがみさんを見た。
gr「説明頼めるか?」
sn-「あ、はい!」
その瞬間、しにがみさんは全てを言い出した。
sn-「最初に言っておきますが、僕は生徒ではなく、教員です!ショッピさんやチーノさんの保護観察役として、理事長グルッペンさんより、使いを受け、約2ヶ月間?潜入捜査をしていました、」
「今からその結果?についてご報告致します!」
その場にいる全員が、しにがみさんに視線を向けているが、俺は怖くて目線を上げれなかった為、しにがみさんの話に耳を傾けた。
sn-「僕が見ている限り、いじめはありだと思います。実際に、ショッピさんの方からSOSをもらった事もひとつの証拠ですが、他の証拠も全て僕がもらってきました。」
しにがみさんは録音レコーダーを取り出し、それを再生する。
そこには俺の暴力現場の声や、クラスの人からの証言が録音されていた。
sn-「これだけでは分かりずらいと思うので、実際に見せてもらいました。コネシマさん、ありますか?」
しにがみさんはコネシマさんに聞くと、コネシマさんはある封筒から写真を取り出してきた。
それは数日前に撮った俺の体の写真だった。
自分で見ても、痛いくらいに俺の背中や身体には痣がうつっていた。
sn-「これもちゃんと本人に許可をとっていますからね、!」
gr「防犯カメラにも証拠が残っているぞ」
グルッペンさんがそう言うと、次はぺいんと先生がパソコンを取り出して、操作しだした。
pn「はい、これが防犯カメラの映像です」
そこには俺が殴られてる時の映像がうつっていた。
gr「これだけ証拠が残っていても、まだ心当たりないというのか?」
結果、クソモブは退学、モブは1ヶ月間、実家で謹慎処分となった。
正直、あの時の皆の顔がめっちゃ怖かったけど、まぁそれは…俺を大事にしてくれてる、という事でええんかな、?
トントンさんも何も喋ってんかったけど、本当に殺気が凄かった…
ut「あ、おかえり〜」
sho「ショッピくんたち、帰ってきた!?ゲームしーへん!?」
部屋に戻ると大先生だけでなく、シャオロンさん達までいて、皆、今日のあの会議室での話は知っていたらしい。
知っていて、その上で代表として、コネシマさんを行かせたとか……
rbr「いや〜ほんまはな、俺があいつらを締め上げても良かってんけど…シャオロン達がやめろいうからぁ……」
zm「そうだぜ、俺らがやるって言ってんのによ〜」
sho「お前らが行っても、何もなんねぇよ(◜○◝ )」
そんな感じで話しながら皆でゲームして、そのまま皆で寝落ちした。
やっぱりこの人らといると、楽しい。
今まで感じた事の無い感覚に、俺は、浮かれていたんだと思う。
まさか家に帰らなければならないなんて……
思ってもいなかった。
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なっげぇですわ!
コメント
2件
おつかれですわ! クソモブのぶりっ子でちょっと吐きかけてしまいましたわ() 頑張って下さい!
このお話好きすぎる……!!✧︎*。 最後の主様お嬢様になってて笑いました!!(´•ᴗ• ก )՞ ՞