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大勢の京都ツアー客の波の飲み込まれてしまい、ようやく抜け出せたと思ったら、そこには一花ちゃんと田中の姿はなく、残されていたのは俺と三園美和子の2人だけだった。
すぐに2人を探して合流するのかと思いきや、そうする様子はなく来た道とは反対方向に歩き始めた三園美和子の後を追った。
「2人を探さないんですか?」
「まぁそのうち見つかるでしょ。それよりせっかくだから観光しない?私とで良ければだけど」
はぐれたことをそこまで気にしてないのか、近場の観光名所が書かれている簡易的な地図を眺めながら言った彼女の言葉に答える。ひとつ気になったこともプラスして。
「俺はかまいませんが……三園さんはいいんですか?」
「私?」
「田中と一緒じゃなくて」
「え?」
理解するまで少し時間がかかったのか、数秒間、固まったいた彼女の顔が一気に赤く染まった。
「な、なんで田中くん!?」
常にクールな印象*********************
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