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阿部亮平という人は、昔から優しいと評判だった。今のグループが怖い先輩たちという存在だった時も、阿部ちゃんは1人ずっと穏やかだった。

加入が決まった時も真っ先に食事に連れ出してくれたし、敬語はずそうと言ってくれた。


阿部ちゃんの優しさは誰にでも平等に向けられるものだとわかっていたつもりでも、俺はそんな優しさに見事に落ちた。

言い寄ってくれる可愛い女の子もたくさんいた。

でもそれより阿部ちゃんが欲しい。

そう思った。



ノリというか、勢いで告白したことがある。

その時は冗談だと思われて、『ありがとう』と笑って流された。

2回目は『好きな人いますか?俺本気なんです!』と言ってみたけど、はぐらかされた。

あとそのタイミングで康二に呼ばれた。この時の事は今でもたまに擦る。


でも何となく『いるんだな』とは思った。

それがとんでもない見当違いだと言うことを、その時は知る由もなく。

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